「雇用類似の働き方」という言葉…
50代から始める「挫折しない副業」 (2)楽しもう・休もう
ミドル・シニアから始める副業を継続させるコツをお伝えするシリーズ。1回目は「理解者・相談者を作ろう」、2回目の今回はズバリ「楽しもう!休もう!」です。副業も仕事なのに、それでいいの?という声が聞こえてきそうですが、いいんです!
仕事でも、趣味でも全力で頑張り続けていたら疲れてしまいます。その結果、燃え尽き症候群のようになり、何も手につかなくなってしまうことも。ミドル・シニアの人生はまだまだ長いんです。時々休みながら楽しく生きていきませんか?
副業の仕事は楽しさ優先で選ぶ
本業は収入確保の側面もあるため、興味がない分野や苦手な仕事でも我慢してやらなければなりません。しかし、副業なら収入は本業で確保できるので、自分が興味のあることや楽しめることを優先で仕事を選ぶことができます。副業でも本業同様、収入を意識し我慢して仕事をしていたら気力も体力も持ちません。
興味のあることなら事前に知識や関心があるので始めやすいですし、続けることが苦になりません。最初は収入が少なかったとしても、楽しみながら続けているうちに収入が増えることも。また、興味のある分野の新しい知識がどんどん増えていくので、趣味やプライベートも充実します。
楽しむという視点で捉えるなら、未経験だけどちょっと気になる仕事に気軽に挑戦することもアリです。新しい世界を覗いてみるという知的好奇心が刺激されます。単発ならば合わなかったとしてもすぐに辞められますし、意外とうまくいくようなら新しい自分の能力を発見できるでしょう。
また、副業で得たお金を自分へのご褒美に使うことはモチベーションの維持に有効です。本業の収入は生活費、副業の収入はちょっぴり贅沢なご馳走や少し値の張る憧れの品を手に入れるために使うと決めると、ワクワクした気持ちで副業を続けることができます。
副業は疲れたら休む
副業をすると、本業での労働時間にさらに副業の労働時間が加わりますが、1日の時間は24時間のまま。体と心が壊れる前に休むことは鉄則です。
そのために、副業は疲れたら自分の都合で中断できるものを選ぶと良いでしょう。他人や他社から仕事を請け負う場合、収入も多いかもしれませんが責任も大きくなります。ただでさえ、ミドル・シニア世代は本業で大きな責任を負いがち。副業でも大きな責任を負うとなると気持ちの上で逃げ場がありません。
請け負いの仕事に関わらず副業をする際は、自分の体力、気力を冷静に分析し、無理だと判断したら休む勇気を持ち、そのための仕組み作りをしておきましょう。
次回の継続のコツは「ときどき自分をほめてみる」です。