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大谷翔平も説得できる!50代でデータドリブン体質になる方法とは
今まで長年の経験で判断する職人芸のようなものが評価されることがありました。例えば飲食店であれば、店長の勘でどれくらい食材を仕入れるかを決めているところも多かったです。
しかし長年の経験や勘といったものが、データを見てみると現実とは合っていないということが分かってきたのです。そのため多くの企業でデータ活用が進んでいます。データ活用は50代でも必要です。そこでこの記事ではデータドリブン体質になる方法を紹介します。
大谷翔平も納得!今の世の中とかく「データドリブン」
先ほども述べた通り、今までのように感覚や勘で経営しても成功しないことがわかってきました。とくにコロナ禍ではデータを重視した経営を行って企業を業績伸ばしているところも多くあります。
データを使った意思決定のことを「データドリブン」と言いますが、データの活用は経営だけで行われているわけではありません。例えば日本ハムファイターズは現在大リーグで活躍する大谷選手に対して、データを見せて入団を説得したと言われています。
日本人でもメジャーリーグに挑戦する選手は増えていますが、どういう選手が挑戦し成功しているのか、データで示したわけです。そのデータには日本の選手だけでなく韓国の選手も含まれています。
また野球だけでなくサッカーなど海外挑戦をする選手が多い競技も取り入れて、公平な視点で分析した資料です。そこで得られた結論としては、早期にメジャーリーグに挑戦するよりも、日本のプロ野球で技術を身に付けた方がよいこと、日本のプロ野球の環境でも十分メジャーリーグに挑戦できる指導が受けられることなどが挙げられています。
もちろんこうしたデータだけで大谷選手が日本ハムに入団したとは思いません。育成方針はいかようか、ポスティングを含めどのような条件で大リーグに挑戦可能になるのか、そうした条件も大きかったでしょう。
しかしなんとなく感じていたものを、あらためてデータとして示されることで説得力が増すのは間違いありません。こうしたデータを活用した手法は、これからのビジネスにとって欠かせない要素になります。
そのためたとえ50代であってもデータドリブン体質になるために、訓練する必要があるわけです。
データドリブン体質になるには?意外に身近な訓練法とは…
50代であれば今までの経験もあるわけですから、さらにデータを活用できるようになれば、仕事において一歩リードできるのは間違いありません。
しかしデータ活用と聞くと、データを集めて終わりという人が多いのが実情。データを集めることは比較的簡単です。むしろ大量に集まりすぎて、どうしていいのかわからないという人が多いでしょう。
つまりデータドリブン体質になるには、データ分析の練習をすることが必要です。データ分析と言っても何か特別なことをする必要はありません。すぐに始められることで気軽に挑戦するのがおすすめです。
例えばブログやSNSでは、分析ツールを使ってデータ分析ができます。ブログであればGoogle Analyticsを使えば、どの記事にどれくらいのアクセスが集まっているのか、またどこを参照してアクセスしているのかわかります。
さらにGoogleサーチコンソールを使えば、どの検索用語でブログにアクセスがあるのかもわかりますので、今後のブログ作成に役立ちます。Twitterも分析画面があるので、どのような投稿に対してインプレッションが多いのかがわかります。
Twitterであれば文字数が多く、改行して見やすくなっている投稿の方がインプレッションが増えること、さらにフォロワーが多いユーザーとやり取りするとインプレッションが増えるなどが、データとしてわかっているわけです。
こうしたデータ分析は自分でもすぐにできます。データを見て分析し、改善するという方法を繰り返していくことで、データドリブン体質になれるはずです。
気軽に機会を作ってデータ分析の練習を
ここまで大谷選手の事例も含め、データドリブン体質になる必要性について説明してきました。50代の方は今までの知見もあるわけですから、その経験とデータをうまくマッチさせて活用すれば、仕事でも大きな成果があげられるはずです。ぜひ、自身のブログやSNS運用場面を利用し、データドリブン体質になる訓練を行ってみてください。
福井俊保
大学院で研究するかたわら、中学受験の指導を始める。指導歴は約20年。
現在はプログラミング教室スモールトレインで代表として、プログラミングの指導と中学受験の指導をしている。著書に『AI時代に幸せになる子のすごいプログラミング教育』(自由国民社)がある。