2021
06/11

【50代から新たなステージで働くために②】現場力・実践力を磨こう:専門性編


力こぶ スキル

50代から新たな業界・職種・企業で働き始めるために欠かせない現場力・実践力。前回は最も基本的な「人間力」にフォーカスして、必要となるスキルを紹介しました。

2回目となる今回は、より専門的なスキルとして、「マネジメントスキル」「資格」「PCスキル」の3つを解説していきます。

身に付けるのに時間・コスト・労力のかかる専門性は、「替えのきかない人材」として、自らの市場価値を高めるのに有効です。 転職を有利に進めるために、ぜひ参考にしてくださいね。

専門性1:マネジメントスキル

50代からの転職であれば、管理職のポストで採用されるケースは少なくありません。その際に優秀なマネジメントスキルがあると、業界を問わず重宝されるでしょう。

例えば前職でプロジェクトの進捗管理をしてきた経験があれば、転職後に即戦力としてアピールできます。

また実際には管理職の経歴がない場合でも、マネジメントスキルを証明することは可能です。プロジェクトの中心的な役割を果たしたり、部下・後輩の育成に携わったり、働きやすい環境づくりに貢献したり。そのような経験をマネジメントスキルに結びつけて示すことによって、管理職に向いている人材だと評価される可能性が高まります。

「現時点でそのような経験がない」という方は、ぜひ今からでも積極的に行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

専門性2:資格

知識・経験・スキルを端的に示すうえで、資格は大きな武器になります。とくに難易度の高い国家資格などであれば、高い専門性を有することの証明になるでしょう。

もちろん転職先で実際に役立つ資格かどうかも重要なポイント。例えば介護業界であれば介護職員初任者研修や介護福祉士などが、金融業界であればファイナンシャルプランナーや行政書士などがあると、優遇される可能性が高まります。

また 例えば金融機関では不動産の担保価値を評価するために、建築会社では自社で建築した物件を販売するために、宅地建物取引士(宅建士)の資格が必要になります。

すでに転職したいと思う業界があるのなら、求人情報から事前に必要な資格をチェックしてみると、これから取るべき行動が明確になるかもしれません。

専門性3:PCスキル

業界や業務内容にもよりますが、オフィスツールをはじめとする優秀なPCスキルがあると、即戦力として期待される可能性が高まります。

ExcelではVLOOKUPやピボットテーブルにとどまらず、業務を自動化するVBAが使えると、十分なアピールポイントになるでしょう。データベースを管理するAccessも、ほかのツールと比べて使いこなせる人が少ないため有効です。

またオフィスツール以外にも、プログラミングができたり、フォトショップやイラストレーターが操作できたりすると、業務の幅が一気に広がります。現在は動画などから無料でPCスキルを学ぶこともできるため、時間を投資してみるのも一つでしょう。

50代を見据えて専門性を身に付けよう

以上、新しいステージで働くために重要な専門性の解説をしました。

市場価値を高めてくれるスキルであればあるほど、身に付けるには相応の時間がかかります。時間を無駄にしないためにも、まずはどのような業界・職種・企業を目指すかを明確にしたうえで、必要とされているスキルを磨いていきましょう。

何歳になっても果敢に学び成長しようとする姿勢は、周囲からの評価にもつながるはずです。成果とともにチャレンジ精神を示すことができれば、それ自体が転職の際のアピールポイントになるかもしれません。

新たなステージに向けて、ぜひ日々の挑戦を大切にしてくださいね。


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