2021
06/04

SNSでミドル・シニアの仕事&趣味が充実!今すぐできる“簡単自分メディア”のすすめ


「SNSを楽しめるのは若者だけ」や「SNSに興味はあるけど始め方がわからない」など、SNSの利用に対して消極的なシニアもいるのではないでしょうか。

確かに少し前までInstagramやYouTubeで発信するのは若者ばかりでしたが、最近は事情が変わりつつあります。

本記事では、ミドル・シニアがSNSを始めるメリットやおすすめのツールなどを紹介しているので、仕事や趣味を充実させたい方はぜひ参考にしてみてください。

SNSを使うミドル・シニアが増加中?50~69歳の利用率は50%以上

「SNSを使っているのは若者だけだろう」というイメージがある方もいるかもしれませんが、最近ではミドル・シニア世代のSNS利用率が上昇傾向にあります。

総務省が実施した『令和元年通信利用動向調査の結果』によると、2019年度における50~59歳のSNS利用率は70.4%、そして60~69歳は51.7%でした。2018年度と比べて50~59歳は10.6ポイント、60~69歳は13.1ポイント上昇しており、ミドル・シニアのSNSに対する関心が高まっていることがうかがえます。

また、70歳以上でも約4割がSNSを利用していることから、もはや「SNSは若者のもの」とは言えないと考えてよいでしょう。

実際、Instagramでは「#シニアライフ」や「#アラフィフコーデ」などのハッシュタグがよく見られ、多くのミドル・シニア世代がSNSを楽しんでいることがわかります。

ミドル・シニアがSNSを使うメリット

子どもから大人まで幅広い年代でSNSは普及していますが、ミドル・シニアにしか得られないメリットもあります。

こちらでは、ミドル・シニアがSNSを使うメリットを3つ紹介しているので、SNSの利用へ一歩踏み出せない方はぜひご覧ください。

コミュニケーションで孤独を対策できる

定年退職後に人と関わる機会が激減したことで孤独に陥るシニアは珍しくありませんが、孤独感を癒す対策としてSNSが効果的です。

SNS上で知り合った相手と他愛もない会話をしたり、趣味が同じ仲間とコミュニティサイトで交流したりすることで、誰かと繋がれる安心感を得られます。

また、米アリゾナ州立大学の研究結果によると「1日1回のFacebook投稿を行ったシニアは認知機能が回復した」ことが分かったそうです。

Facebookに限らず、SNSは人との関わりを通して刺激を受けられるのが魅力。刺激を受けることで孤独が原因で発症しやすい認知症やうつ病などの予防効果が期待できる点も、大きなメリットでしょう。

新たなスキルを習得できる

SNSを交流の場として使うのもよいですが、新たなスキルを習得する場として活用するのもおすすめです。

YouTubeに投稿する動画を編集したり、Instagramに掲載する画像を加工したりなど、SNSの運営には趣味はもちろん仕事としても使えるスキルが少なくありません。

会社を辞めた後に「何をすればよいのかわからない」と途方に暮れてしまう方は多いので、ITスキルの習得を目指してみてはいかがでしょうか。

ビジネスチャンスにつなげられる

ここ最近、SNSで個性的な発信をすることで世間へ影響を与える「シニアインフルエンサー」の存在が注目を集めています。

アパレル企業と提携してシニア向けコーディネートをInstagramに掲載する方や、SNSへ投稿した写真がきっかけで個展を開くことになった方など、自身の才能やセンスを活かして仕事につなげている方も多いです。

上記のシニアインフルエンサーほど有名になることは難しいかもしれませんが、SNSは使い方次第でビジネスチャンスにもなる点が魅力でしょう。

ミドル・シニアがSNSを使うデメリット

上記のようなメリットがある一方、ミドル・シニアのSNS利用にはデメリットが存在することも事実です。

代表例として、シニアを狙った詐欺が挙げられます。インターネットに慣れていないシニアへSNS上のDM(非公開のダイレクトメッセージ)で接触し、怪しいサービスへの登録を促したり、個人情報を聞きだそうとしたりする手口は少なくありません。

また、SNSは中毒性が高く依存しやすいため、長時間の使用により健康を害すリスクもあります。

ただ、これらのデメリットは事前に意識しておくことで対処できるので、SNSを始める際の注意点として覚えておきましょう。

ミドル・シニアにおすすめ!仕事と趣味を充実させるSNSを5つ紹介

それでは実際に、ミドル・シニアにおすすめのSNSを5つ紹介します。幅広い年代と関われるSNSをメインに紹介していますが、同世代の仲間が見つかるシニア専用のSNSにも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

最新のトレンドがわかる「Instagram」

Instagramは若い世代を中心に人気を集めるSNSですが、グルメやファッションなどトレンドに敏感なミドル・シニア層も多く利用しています。

釣りや手芸、自身が撮影した写真など、自分の好きなことを発信する方が多く、画像がメインのためSNSで文章を書くことに慣れていない方でも問題ありません。

趣味を通じて交友関係を広げたい方や、トレンド情報を仕入れたい方にぴったりでしょう。

ビジネスチャンスにもつなげやすい「Facebook」

Facebookは実名での運営が求められるため、誹謗中傷や詐欺などのトラブルが起こりにくい点が魅力です。

不特定多数のユーザーとつながることは難しいですが、昔の同級生や会社の仲間と近況を報告し合うのに向いています。

また、実名運営という信頼度の高さから、ビジネスチャンスにつなげやすい点もFacebookならではの良さです。

仕事の募集を呼びかければ誰かが興味を持ってくれる可能性があるので、退職後に新たなことを始めたい方や転職・副業を検討している方はぜひ活用してみてください。

今、最も注目度が高い動画系SNS「YouTube」

現在勢いがあるSNSといえば、YouTubeを挙げる方がほとんどではないでしょうか。

有名YouTuberと呼ばれる人たちのなかにはシニア層もおり、定年退職後のスローライフを撮影した動画や、孫と一緒に面白系の企画をこなす動画など、癒し系チャンネルが人気を集めています。

たとえ収益にならなくても、動画編集や企画考案などの作業を通して仕事や趣味で使えるスキルを身につけることが可能です。

執筆を通して自己表現できる「note」

noteは文章に特化したSNSで、基本的にはブログのようなものだと考えて問題ありません。

ビジネスのお役立ち情報を執筆している方もいれば、小説のような物語を創作している方もいます。

他のユーザーと交流したい方はもちろん、自分の考えを文章として伝えたい方におすすめです。

また、文章だけでなく漫画や写真を投稿している方もいるので、趣味を表現する場として活用するのもよいでしょう。

気軽に雑談できる場が見つかる「らくらくコミュニティ」

ここまで、幅広い年代とつながれるSNSを紹介しましたが、同世代の仲間を探している方は「らくらくコミュニティ」をぜひ覗いてみてください。会員数200万人以上を誇る大手ミドル・シニア向けコミュニティサイトです。

会員の年齢が近いのに加えて、自分の趣味や興味のあるテーマについて会話できるため「話題についていけない」という思いをすることはありません。

自分に合ったSNSで仕事と趣味を充実させよう

今回紹介したSNSのほかにも、同世代で趣味が同じ仲間が見つかる「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」や、ラジオのような「Voicy」などさまざまなSNSがあります。

文章が得意な方向けや、話すことが好きな方向けなど、それぞれのSNSによって特徴があるため、ぜひ自分に合ったものを探してみてください。


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