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オフラインとは違う!オンラインセミナーを成功させるコツは?
オンラインセミナーは、オフラインセミナーと共通する部分と違う部分があります。今までオフラインで行なってきたセミナーをそのままオンラインで行なっても、成功するわけではありません。ここではとくにオンラインセミナーを成功させるために必要なポイントを5つ紹介します。
1.実際の画面を確認しよう
見た目をきれいにするというのはオフラインのセミナーでも当然です。そのためオンラインでも当たり前のことのように思えるかもしれませんが、目の前にお客様がいないため、あまり見た目を気にしない人もいます。
オンラインの場合、人に見られているという感覚は、オフラインよりも少なくなります。しかし実際には画面を通して見られていることを忘れないようにしましょう。
また実際にどのように自分が映っているのか確認はしてください。他にも自分以外のものが画面に映りこんでしまっている場合があります。実際の画面を必ず確認するようにしましょう。
2.話しの中身は工夫が必要
オフラインと違ってオンラインはどうしても飽きる可能性が高くなります。そのため視聴者の飽きない工夫がオフライン以上に必要です。セミナーの話の中におもしろいエピソードなどを交えながら、うまく飽きさせないように工夫しましょう。
3.機材や通信環境の確認をしましょう
オンラインセミナーでは、機材や通信環境も重要なポイントのひとつです。カメラやマイクがうまく使えずに、配信できない問題が起こってしまうと、セミナーそのものが台無しになってしまいます。カメラやマイクは事前にしっかり調整していきましょう。
またオンラインセミナーはZoomなどの配信ツールを使うことが多いですが、こちらも使い慣れていないと思わぬトラブルで焦ってしまいます。いきなり本番で使わずに、何回か必ず練習するようにしましょう。
最後に通信環境もとても重要です。途中で通信が切れるとセミナーそのものも切れてしまいます。通信環境がしっかりと整っているのかどうか、もう一度確認してみてください。配信時間によっては回線が混み合ってうまく繋がらない場合もあります。セミナーを行う時間帯に合わせて確認するようにしてください。
4.コミュニケーションの時間をもうけましょう
オンラインセミナーはどうしても一方的なものになりがちです。オフラインでもそうですが、講師がただ喋るだけでは、どうしても飽きがきてしまいます。とくにオンラインセミナーの場合、画面をずっと見ているわけですから、飽きる可能性が高いわけです。
そこでうまく双方向でコミュニケーションをとりましょう。オンラインの場合、参加者に発言を促す以外の方法があります。たとえばチャットツールです。ズームにはチャットがあり、参加者は自由に書き込めます。
チャットで書かれた内容を読み上げて質問に答えるだけでも、コミュニケーションがあるセミナーになるのは間違いありません。オンラインならではのツールをうまく使って、コミュニケーションをとるようにしましょう。
5.資料をただ画面に移すだけではダメ
オンラインセミナーでも資料を使うのが一般的です。しかし紙で配られた資料をただ画面に写すだけでは意味がありません。小さい字が画面に並んでいても読む気がしないでしょう。配布する資料と画面に映す資料については別のものを用意する必要があります。画面に映す資料に関しては、なるべく大きな字でわかりやすいものにしましょう。
オンラインセミナーは事前準備が大事
ここまでオンラインセミナーで必要なことを5つ紹介しましたが、オンラインセミナーもオフラインと同様、事前の準備が非常に大切です。機材や通信環境についても確認する必要がありますし、オンラインでしっかりと話が出来るのか練習する必要もあります。
事前の準備をしっかりとしなければ、せっかくのオンラインセミナーは評判を落とすだけです。ぜひ事前準備をしっかりして、素晴らしいセミナーを行なってください。
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福井俊保
大学院で研究するかたわら、中学受験の指導を始める。指導歴は約20年。
現在はプログラミング教室スモールトレインで代表として、プログラミングの指導と中学受験の指導をしている。著書に『AI時代に幸せになる子のすごいプログラミング教育』(自由国民社)がある。