2020
05/11

老後の生活資金はどう確保すればいい?公的年金に期待できない人生100年時代の過ごし方


人生100年時代とも表される平均寿命の延伸、台風や地震、新型コロナウイルスの発生など「いつ、何が起こるかわからない」不安。これからの時代を生きるために、今考えているお金だけで足りるのか、心配になっている方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、金融広報中央委員会が2019年に発表した「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」の結果を紹介しながら、老後の生活資金の確保の仕方を考えていきます。

老後の生活資金が心配なのは、「年金や保険が十分ではないから」

一昔前だと、「老後は年金をもらえるから安心」と思っていた方もいたかもしれません。しかし、2019年に話題になった老後資金2000万円不足問題や、相次ぐ災害などをみて、それだけでは不十分だと考えるようになった方も少なくないはず。人生100年時代、自分が何歳まで生きるか(生活資金が必要か)わからないですからね。

実際、老後の生活について8割以上の回答者が「心配である」と述べており、その理由については「年金や保険が十分でないから」「十分な金融資産がないから」が多く挙げられています。

「就業による収入」が老後生活資金の大きな収入源に

このような意識の変化は、他の数値にも表れています。本調査によると、老後の生活費の収入源として「公的年金」(79.1%)に続き、「就業による収入」がランクインしました。その割合は48.2%となっており、半数近い回答者が老後の生活費を就業によって得ているようです。また、その割合は2017年が44.7%、2018年は45.2%と徐々に高くなっていることも注目すべきポイントでしょう。

公的年金に昔ほど期待できなくなった今、少しでも長く働き続けることで老後の生活費を確保しようとしている人が多いことがわかります。

老後も無理なく働き続けるために

何歳まで働き続けるかや、働き方については、その人の体調面や経済面、そして価値観によるものが大きいでしょう。無理なく心身ともに健康に働き続けるためには、以下の点を考慮して仕事探しをすることをおすすめします。

・体力的にきつくない仕事
・自分の「好き」を大切にできる仕事
・人とのコミュニケーションを楽しめる仕事

中には「今の仕事をずっと続けるのはいろいろな意味で厳しい」と考えている方もいるでしょう。そんな方は、定年前の今から、副業やボランティア、プロボノなどに積極的に参加して、定年後に続けられそうな仕事を探し始めてみてはいかがでしょうか。あなたの仕事人生はまだまだ続きます。ぜひ参考にしてみてくださいね!


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