働き方の多様化や個を大切にする…
新しい職場でやっていけるかをチェック!「ミドル・シニアのインターンシップ」とは?
「これを最後の転職にしたい!」
「新しいことにチャレンジしたいけれど、失敗するのが怖い」
ミドル・シニア世代の人たちでこのような思いを抱いている人は多いのではないでしょうか。でも、採用サイトやネット上の口コミ、面接で得られる情報にはどうしても限りがあるもの。仕事内容や職場の雰囲気など、実際働いてみたら「こんなはずじゃなかった…」と思うことはよくあることです。
こんな入社前後のミスマッチをできるだけ少なくするための方法として、インターンシップへの参加があります。
「インターンシップ = 学生のためのもの」ではない
インターンシップとは、就業前に就業体験をすること。インターンシップというと、就職活動中の学生が参加するものといったイメージを持っている人もいるかもしれませんが、最近では再就職を目指すミドル・シニア世代を対象にしたインターンを募集している企業も少なくないようです。例えば、埼玉県セカンドキャリアセンターでは、2019年度からシニア向けインターンシップ(職場見学・体験)を実施しています。
求職者にとっては、実際の仕事内容や職場の雰囲気を感じられ、採用側にしてみればその人材が求める能力を有しているかや職場に馴染むことができるかを事前に把握することで、早期離職率を低くできるでしょう。また、やりたいことが明確ではない状態の求職者がインターンシップに参加することで、新たな気づきを得られる可能性もあります。
インターンシッププログラムの選び方
実施する企業によって、期間や内容、報酬の有無は異なります。また、中にはインターンシップ中の頑張りが正式採用に直結する企業もあるようです。まずは、自分が興味のある仕事ができる企業のプログラムを探しましょう。参加期間については、短期と長期のそれぞれにメリット・デメリットがあります。
短期のインターンシップや職場見学は拘束時間が短く気軽に参加できる一方、なかなかリアルな職場事情はつかみにくいかもしれません。長期のプログラムは職場を理解しやすいでしょうが、仕事内容や拘束時間と待遇のバランスに疑問を持ってしまう人もいるでしょう。
各企業のインターンシッププログラムの内容、そして参加することで自分が何を得たいかをよく確認した上で、参加することが必要です。
気軽に様々な体験をできる時代
年代を問わず、何かに興味を持ったら気軽にチャレンジできる時代です。今の仕事とは異なる仕事や会社に興味があるならば、今回紹介したようなインターンシップに参加したり、副業を始めたりすることで、続けられそうかを確かめることができます。チャレンジする人を応援する環境は整えられつつあるのです。ミドル・シニア世代を対象にしたインターンシッププログラムを実施する企業も、今後はもっと増えていくでしょう。2020年は「興味を持ったら、まずは行動!」をモットーにしてみてはいかがでしょうか。