インターネットが普及したことで…
個人事業主や副業・副業で活かせるお役立ちクラウドサービス【情報&ファイル共有編】
政府主導で行っている「働き方改革」により、副業・複業、兼業、個人事業主、フリーランスなど様々な働き方が可能な時代になりつつあります。多様な働き方に合わせて効率的に仕事をするための、便利なクラウドサービスを紹介している「個人事業主や副業・副業で活かせるお役立ちクラウドサービス」シリーズ。
前回はコミュニケーションに使えるツールをご紹介しました。
第2回の今回は、情報やファイル共有の際に便利なクラウドサービスを紹介していきたいと思います。
複数のデバイスでファイル共有可能なDropbox
Dropbox(ドロップボックス)は、オンラインとオフライン、スマホとPCなど、違った環境に保存されたデータを同期して、簡単に保存できます。今まで、各PCやスマホなどの端末に保存していたデータを、クラウドストレージに保存できるので、PCやスマホなどの端末が壊れたり、紛失した場合でも、データを失うことがありません。他のユーザーとファイルを共有して共同で編集することもできます。
【Dropboxのメリット】
・共有機能が優れている
・ログインせずに自動でファイルの同期ができる
・バージョン履歴から過去のファイルを簡単に取り出せる
・ファイルを同期するスピードがとても早い
・端末の種類に関係なく、閲覧・編集が簡単にできる
さまざまなメリットがありますが、ドロップボックスならではの特徴は「共有機能」です。ドロップボックスのアカウントがないユーザーとも共有可能で、データはリンクを貼るだけで簡単に共有できます。
ただ、他のサービスに比べて利用できる容量が小さめなので、注意が必要です。
iPhone内の情報の保存に便利なiCloud
iCloudは、iPhone、iPad 、MacBookなどのApple製品とWindows間で連絡先・写真・メモ・書類などのデータを同期することができます。
【iCloudのメリット】
・iPhoneで撮影・保存した写真や動画をパソコンやiPadに自動で転送できる(Wifi接続時)
・iPhoneを交換・買い換えても、保存したデータは自動で復元してくれる
・写真やアドレス帳だけでなく、設定やアプリも自動でバックアップできる
・iPhoneを紛失しても、ネット上で場所を探せる
・iPhoneとパソコンでファイルの共有ができる
月130円支払うことで、50GBまで利用可能になるオプションもあります。Appleユーザーには使い勝手の良いクラウドサービスだと言えるでしょう。
大容量のファイル送信に便利なGigaFile便
GigaFile便は、1ファイル100G・個数無制限でファイルの転送ができます。
他の無料ファイル転送サービスと比べても、圧倒的に大容量のファイルサイズに対応しています。例えば「動画ファイル」「音楽ファイル」「アプリケーションファイル」「大量の画像ファイル」など大容量のファイルをまとめて共有することが可能です。
【GigaFile便のメリット】
・通常のメールなどでは送信できない大容量のファイルが共有できる
・ダウンロード時にパスワード認証をかけることができる
・ユーザー登録が不要
・使い方がシンプルで簡単なので、直感的に操作ができる
・スマホからも利用可能
仕事で利用するファイルなどにパスワードを設定できるのは、セキュリティ対策面でも安心です。
スマホの場合は送受信者ともに通信量を気にする必要があるので、WiFi環境で利用した方がよいでしょう。
少し前までは、情報やファイルの共有にはUSBメモリやハードディスクを利用していました。USBメモリやハードディスクは便利ですが、破損してしまうとファイルや情報が復元不可になる可能性もあります。
ミドル・シニア世代の方のこれまでの経験の成果とも言える大切なファイルやデータを守るためにも、ハードディスクだけでなく、クラウドサービスでも保存しておくことをお勧めいたします。
次回は【お金&契約編】です。