2021
11/01

50代だって社内ジョブローテーションでキャリアアップ~50代からのちょっとワガママな生き方~Vol.75〜


辞令 ジョブローテーション

「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろ子」。50代のお客様に寄り添ったアドバイスを提案申し上げます。どうぞお耳をお貸しくださいませ。

こんにちは。ひろ子ママです。

「今のままのキャリアじゃ足りない」「今の仕事は自分の望んでいるキャリアじゃない」そう考えている50代の方もいらっしゃるでしょう。人生100年時代だから……なるべく早めに動いた方がいいんじゃないかと、頭に転職が過ぎる方もいるのではないでしょうか。

ただ、実際には50代の転職はハードルが高いところ。まずは、あなたにとってのキャリアアップって何かをもう一度考えて、社内でできることを探ってみましょう。

キャリアプランを明確にする

「キャリアが足りない」とは具体的にあなたにとって、どんなキャリアなのでしょうか。転職したら手に入れられるものでしょうか。

……しかしながら、今ないものを、次の会社で手に入れられるかというと、なかなか難しいですよね。50代の転職は、これまで培ってきた経験を見られて戦力になるかどうか判断されるので、なかなかそのスキルが足りていないと採用につながりませんよね。

そこで、「あなたにとって足りないのはどんなキャリアなのか?」「どんな実績が必要なのか?」今一度考えてみましょう。

社内ジョブローテーションを利用する

すぐに転職など外に出ることを考えるのではなく、今の会社のなかでできることを考えてみましょう。たとえば社内ジョブローテーションの活用です。ジョブローテーションとは、社員の部署や職務を戦略的に変更することによって、社員の育成を図るものです。

部門間での異動や部門内での異動など、会社によって制度はそれぞれですが、このなかの「社内異動希望制度」を考えてみてはいかがでしょうか。まずは自分の会社にそういった制度がないか確認してみましょう。「自己申告制度」「社内公募制度」「社内FA(フリーエージェント)制度など、会社によって呼び方はそれぞれです。

ただ、この社内異動希望制度も簡単に通るものではありません。会社側が、あなたが異動することにメリットを感じる、活躍できると思ってもらわないといけません。今の部署内での不平不満が異動理由だとしたら、会社側からネガティブな理由に捉えられてしまいます。また、現在いる部署内での実績が評価され、優秀だと認められてこそ、異動が許可されるのではないでしょうか。社外でキャリアアップしたいと考えた際は、まずは社内でキャリアアップを考えてみましょう。

知り合いに、社内異動希望制度を使った人がいます。新卒の際に、海外に関わる仕事がしたいと就職活動したものの、入社したのは、海外事業部がない会社だったんです。目の前の仕事に集中しながらも「海外と仕事したい」と気持ちを諦めていなかったそうです。

そして、あるタイミングで海外事業部の立ち上げメンバーの募集に応募したそうです。それをきっかけに、海外との仕事だけでなく、新規事業の立ち上げメンバーとしても声が掛かるように、キャリアが広がっていったとのことでした。

社内の制度を使い倒してみることもキャリアアップに繋がる手かもしれませんよね。

 

「明日もきっといい日になりますよ」ひろ子ママでした。

 

ひろ子ママ(ホワイトver.)
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろ子」のオーナー
鳥取県生まれ、東京都在住。多拠点生活に向けて活動中。
ブログ:https://snackhiroko.hatenablog.com/
不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。

【こちらもよろしければどうぞ】ひろ子ママ(ブラックver.)
https://www.j-cast.com/kaisha/carrier/hirokomama/

 


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