こんにちは!プログラミング教室…
オンラインコミュニケーションは難しい?人へ何かを伝えるときに心がけたい4つのこと
コロナウイルスによる外出自粛の影響で、オンラインでの会議や講座開催が増えています。この流れは、コロナウイルスが収束したとしても続くでしょう。
オンライン会議や講座は、オフラインのそれらとはまったく違うもの。では一体どのような点が違うのでしょうか。またオンラインで何か伝えようと思った時に、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
オンラインとオフラインの違いは?
オフラインでやっていたことをそのままオンラインで行っても通じません。例えば、オフラインだとその場の雰囲気がよくわかりますが、オンラインだと画面を通して相手と接するため、その場の雰囲気を読み取って何かをすることが難しくなります。そのため場を盛り上げるためには、適切な言葉でしっかり話をしなければなりません。
また、オフラインだと顔を見ながら話をしているという感覚がありますが、オンラインだと画面を通して向き合ってはいるものの、声だけでやり取りしているので、どちらかといえば電話に近い感覚です。こうした違いを前提として、うまく言いたいことを伝える方法について探っていく必要があります。
オンラインで伝える際のポイントは?
それではオンラインで、相手に自分の言いたいことを伝えるポイントは何でしょうか。ここでは4つ紹介します。
1.環境整備
オンラインコミュニケーションでは、まず環境を整備する必要があります。とくにwi-fi環境は非常に重要。wi-fi状況によっては、声がうまく伝わらないこともあります。またヘッドセットも購入した方がよいです。マイクがついていれば、相手に声が届きやすいのは間違いありません。タブレットやスマホでもオンライン会議は行えますが、パソコンの方が安定した接続を期待できます。環境をしっかりと整えるだけで、自分の言いたいことを伝えられるようになるので、環境整備は十分考えて行うようにしましょう。
2.相手に伝える言葉についてよく考える
オフラインとオンラインで会議や講座をやってみて思うのは、オンラインの方が言葉というのが非常に重要になってくるということです。オフラインだとその場でなんとかやり取りできることも、オンラインでは難しいもの。そのため、どのようなことを伝えるべきか、またどのような言葉を使って伝えればよいかなど、事前にしっかり考えておく方がよいでしょう。オンラインの方が、言葉がストレートに相手に響いていく感じです。言葉についてよく考えて準備しましょう。
3.相手の言葉をよく聞く
オンラインで会議をしていると、相手が話すタイミングが、なかなかわからないというのがあります。進行役がいて各自意見を求められて発言する場合は楽なのですが、何人かで話をするディスカッションのような形になると、相手が話そうとしている時に自分も話してしまうことがあるのです。オフラインで会うと、相手が話そうとしているかどうかがわかりやすいので、相手が話そうとしている時、自分は話さないことも比較的簡単にできます。しかしオンラインだと、そのタイミングはつかみづらいです。
そこで必要となってくるのは相手の話を聞くという姿勢。自分が話そうというのがメインになってしまうと、相手と話すタイミングがかぶります。前提として相手の話を聞くこと。そして相手の発言を踏まえて話すことを心掛けていくと、相手と話すタイミングが重ならなくなります。その結果、相手の話もよく聞けるため、自分の言いたいことをうまく相手に伝えることもできるのです。オフラインでも相手の話を聞くというのは鉄則ではありますが、オンラインではより注意して聞くという姿勢を持ちましょう。
4.目線は正面で
オフラインは相手と対面で話ができるので、目線は合うのが一般的です。しかしオンラインだと、相手の顔が見えているものの、目線が合っているという感じはしません。相手の顔が見えているというのが正しい言い方でしょう。そのためキーボードばかり見て、前を向いていない人もいます。
オンラインで会議をして思うのは、やはり前を見て話をした方が相手の印象がよいということ。カメラ越しに見ると、目線は合っていないのですが、自分の方を見ているという感覚はあります。オンラインだとメモを見ながら話すことも可能ですし、ノートにチェックすることもできるので、顔が画面を向いていない時間はあるのですが、相手を見て話をしたほうが言いたいことは伝わるでしょう。
オンラインは準備がとても大切!
オンラインは環境整備も含めて、準備がとても大事です。オフラインと同じ感覚でオンラインコミュニケーションをとると、相手にうまく自分の言いたいことが伝わらないことも多いでしょう。今までやっていたオフラインのやり方をすべて否定するわけではないですが、オンラインで相手に何か伝えたいと思った場合、オンラインのやり方を追求すべきです。ここで紹介した4つのポイントに注意して、事前準備をしっかりと行い、オンラインコミュニケーションに臨むようにしましょう。
福井俊保
大学院で研究するかたわら、中学受験の指導を始める。指導歴は約20年。
現在はプログラミング教室スモールトレインで代表として、プログラミングの指導と中学受験の指導をしている。著書に『AI時代に幸せになる子のすごいプログラミング教育』(自由国民社)がある。