2020
05/04

【50代からでも遅くないキャリア戦略】副業を長続きさせるためのコツは、信頼関係の構築にある!


今回の新型コロナウイルスをきっかけに、副業をして新たな収入源を確保しようと考えている人も少なくないのではないでしょうか。実は多くの場合、副業は始めることよりも、続けることの方が難しかったりします。収入を得る業として続けるためには、お客様から選ばれ続ける存在でなければならないからです。

今回は、副業を続けるために必要な信頼関係を構築するための基本をご紹介します。

副業では信頼関係が何よりも大切な理由

時代の激動の最中にいる私たち。これからは本業・副業にかかわらず、オンライン上でのやりとりが増えると考えられます。対面では一度も会ったことのない人と仕事をすることだってあるでしょう。相手のことをよく知らないままお金のやりとりをするわけです。

「この人には安心して仕事を任せられるな」「次はもっと大きな仕事をお願いしてみよう」

そんな風に思ってもらうためには、何よりも信頼関係の構築が大切なのです。

副業を長く続けるための信頼関係構築の3つのコツ

1. 約束を守る

仕事の進め方や締切、情報の取り扱いなど、約束はきちんと守ること。止むを得ず守れない場合は、きちんと説明しましょう。他にも基本的なビジネスマナーはしっかり押さえているかを確認することをおすすめします。例えば、ビジネスメールの基本。タイトルをつけないまま送ったりしていないでしょうか。副業希望者からの応募メールで、基本的なマナーがなっていないとその時点でもう見ないという採用担当者もいるので、気をつけましょう。

2. 自己中心的にならない

相手から仕事を請けて行う場合は、相手が求めることを正しく把握し、応えることが大切。例えばライターなら、発注者の意図を踏まえた記事作成をすることです。自分が書きたいことだけを書くならば、個人のブログで書きましょう。

もちろん、「こうした方がもっと良くなるのでは」というアイデアはどんどん提案しましょう。相手が求めることに応えることに付加価値をつけることで、信頼を得ていけます。

3. 責任感を持つ

オンライン上のみでのやりとりで、仕事の依頼者が恐れていることとしてよく挙げられるのが、相手が音信不通になること。(逆でもそうなのですが…)

本業・副業にかかわらず、プロフェッショナルとして最後まで責任を持って、制作やプロジェクトの施行を全うすることが大切です。「副業だし」と途中で投げ出すなんて、もってのほか。また新しい副業先を探せばいいと考える人もいるかもしれませんが、オンライン・ネットワークが広がっているこの時代、誰と誰がつながっているかなんてわかりません。

諸事情で途中で辞退しなければならない場合は、きちんと事情を説明して辞めることが責任を持った対応です。

信頼は「当たり前のことを当たり前にする」ことで得られる

今回挙げたことは、ビジネスパーソンとして当たり前のこと。「こんなことわざわざ言われなくてもわかっているよ」という人もいるでしょう。でも、頭で分かっていても、実際にできていない人は少なくないのです。当たり前のことをできない人を信頼しろというのは、難しいもの。スキルや知識云々の問題でしょう。自分自身はきちんとできているか、改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

和泉ゆかり

キャリアコンサルタント・ライター
キャリアコンサルタント(国家資格)/ キャリア・ディベロップメント・アドバイザー(日本キャリア開発協会)
外資系企業人事職、マーケティング職などの会社員生活の傍、ライフワークとしてキャリアカウンセリングを提供。自身の経験から、「挫折して不完全燃焼の状態にある人」が再び前向きに働けるようサポート。現在はフリーランスとして活動している。


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