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2018
10/08

元サイボウズ執行役員・松村氏の「めざせ!複業日記」を読んでみた!副業がつくる「共生社会」


サイボウズの執行役員である松村さんのブログ「めざせ!複業日記」を紹介するシリーズ。今回のテーマは共生社会に向けてのハードル、そして複業との関係性についてです。(共生社会への長―い道のり

「複業を通して、共生社会が実現できたらいいなぁ。」以前より松村さんはブログで共生社会というテーマに付いて触れていました。

ちなみにサイボウズが目標に掲げるのは「チームワークあふれる社会」。それは「共生社会」にも通じると松村さんは考えているそうです。

その思いあってか松村さんの複業先は福祉関係団体。複業を通して松村さんは、福祉業界は構造が古く、IT化の遅れや人手不足、それを原因とした働く人たちの疲弊を感じ取ったと言います。

自分のような業界外の人間が携わる事で何かできないだろうか」そう考えた松村さんは「共生社会ってなに?」という市民セミナーへと足を運びました。

登壇者は、高齢者福祉業界から3名、障がい者福祉から1名。官の人はいなかったそうです。登壇者からは「共生社会は無理、難しい」という言葉がとても多く聞かれました。

共生社会へのハードルには以下のようなものが挙げられます。

・地域の人々には要介護者・障がい者、生活困窮者が見えていない、知らない
・要介護者・障がい者が地域で生き生きと暮らすための支援者が、質量ともに増やせない社会構造になっている

現状を打破するには、まず問題を多くの人に知ってもらう必要がありそうです。真の意味での共生社会を目指すなら、支援者だけではなく社会全体で取り組む事が不可欠になります。
握手する手元
松村さんが理想とするのは、いろんな立場・役割の支援者や橋渡しをする役割の人が経済的に継続できる状態。そして意思表示や理解、支援活動をサポートするAIその他ツールが数多く生まれて、改善され続ける状態です。

・複業先に、問題を発見し解決していく風土をつくる。
・福祉業界の問題を発信していく。
・同じ方向性の人とつながっていく。
真の共生社会を実現するための取り組みとして上記のような事が必要だ、と松村さんは述べています。

副業・複業というのは単なるダブルワークではなく、異なる業界をつなぐ架け橋となり得るものだといえます。政府が複業・副業へと力を入れ始めたこの時勢。この追い風によって松村さんの起こすムーブメントが加速していくのではないでしょうか。福祉の世界に他の業界の知恵を活かすことで多様性が生まれ、さまざまな人材による効率や生産性アップにつながりそうです。

福祉業界に仕事での縁のない人でも、スキルを活かす場面があるかもしれません。ニーズが高く、生活者としては誰にとっても身近になる可能性のある福祉業界。副業・複業として関わってみてはいかがでしょう。