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2019
09/04

シニア世代の副業は経験を活かせる仕事を選択する傾向


「副業」は今後新しい働き方の一つとして定着していくとみられます。今現在、 実際に働いている人たちは副業についてどのように感じているのでしょうか?
今回は、株式会社インテージリサーチが2018年に実施した「副業に関する意識調査」の結果から探ってみることにしましょう(全国16~79歳の職に就く男女1万1217人を対象にインターネットで調査)。

 

調査結果から明らかになったのは次の3つのポイントです。

1.副業により副収入を得ていると回答した人が約1割
2.性・年代により副業の内容が異なる傾向がある
3.副業に関心がある理由として「将来の生活費等が不安なため」と答えた人が約3割。

今回は「副業や副収入を得ることを意識した活動」と「副業や副収入を得ることを意識した活動のうち、現在行っている活動」について見てみましょう。

「副業や副収入を得ることを意識した活動」からは、前述の通り全体平均で10.7%人が副業から副収入を得ていることが分かりました。そのうち、ミドル世代では男女とも、やや全体平均以下。一方、シニア世代では、女性はわずかに全体平均を下回るものの、男性は全体平均を2%ほど上回っています。

つまり、副業はミドル世代ではそれほど実践されていないのに対し、本業一筋で働いてきたと考えられるシニア男性の間で広く実践されているようです。

ミドル予備軍ともいえる30代では、副業を実践している人の割合はほぼ全体平均ですが、「今はしていなくて今後何かしたいと思っている」という人の割合はどの世代よりも高く、副業について意欲的と受け取れます。
副業に関する仕組みが整えば、近い将来ミドル層となるこの世代が、今後副業をする可能性は高いと言えそうです。

次に副業の内容についてですが、男女・全年代を通して一番多かったのは、アンケートモニターやポイントサイト、レビュー投稿に参加して報酬を得るもの。男女で明らかに異なる傾向が見られたのは、「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」と「ハンドメイド商品などを作ること」の項目です。男性は投資、女性は創作系の仕事に関心が高いようです。

「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」男性:10.3~13.6%、女性:1.9~6.5%、
「ハンドメイド商品などを作ること」男性:0.8~2.5%、女性:4.7~8.2%

ミドル・シニア世代の副業の内容についてみてみると、「人に何かを教える」「コンサルティング」や「NPOなどの社会奉仕的な活動」に対する割合が、他の年代より高くなっています。ミドル・シニア世代の副業は、これまでの経験を活かせる仕事を選択する傾向が見て取れます。

後編では、今後やってみたい副業と、副業や副収入を得る活動を行う理由についてのデータをご紹介します。