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2019
09/19

フルタイム正社員にこだわらないシニア世代のプロフェッショナル人材活用のメリット


人材不足が叫ばれる昨今、多くの企業で人材の確保が大きな課題となっています。優秀な人材の採用が難しくなってきているため、解決策のひとつとして「柔軟な働き方」を受け入れる企業が増えてきています。今回はフルタイムにこだわらない「柔軟な働き方」が、企業と働き手、双方にもたらすメリットをご紹介します。

キャリア50-74

企業側のメリット

企業側のメリットは2点あると考えられます。

1点目は優秀な人材の確保です。

さまざまな面で企業は生き残りをかけ、優秀な人材を求めていますが、需要に対して供給が追い付いていないのが実情です。ビジネス環境の進化のスピードは速く、求める条件にピッタリ合う人材の応募を気長に待つ時間はありません。正社員という雇用形態にこだわらず、週2、3日、数ヶ月間限定など多様な働き方を導入することで、必要な人材を確保するケースが増加しています。

2点目は必要な頻度・期間だけ、効率的にプロフェッショナルの知見・人脈を活用できるということです。

事業の拡大、新規事業の創出、組織変革など、経営のコアな部分も一定期間の契約等、柔軟な雇用形態で専門家を迎え入れる企業が増えてきています。

 

働く側のメリット

働く側のメリットは、柔軟な働き方ができることです。

フルタイム勤務をしないことによってワークライフバランスの向上につながりますし、何らかの得意分野を持つプロフェッショナル人材の中には、自分のスキルをより活かせる場所を常に求め、あえて「正社員」という働き方にこだわらない人もいます。

彼らは一定期間、プロジェクト単位で企業と契約し働きます。これにより正社員であればふりかかってくる専門分野以外の業務に費やされる時間や労力を省くことができ、自分の得意分野に時間を投資し持っている能力を最大限に発揮することができるのです。プロジェクト単位で仕事ができるのであれば、副業として活動することも可能です。

介護や育児などの理由でフルタイム勤務は難しい場合でも、時間や場所に融通が利けば働けることがあります。ライフスタイルに変化があっても、空き時間をビジネスにあて、キャリアと収入を途切れさせない。このように働き続けることができる環境を整えることは、日本の社会において今後ますます重要になってくるでしょう。

また、定年を迎えて退職したものの、趣味もそこそこに時間を持て余してしまうというお悩みは案外多いそうです。正社員になってガツガツ働きたい、という気持ちではないがせっかくのキャリアを活かしたい。そういう方にとっても、週2,3日勤務という働き方はピッタリです。家族との時間や家事、趣味を楽しみつつ、仕事をしてやりがいと収入も得ることができます。

企業、働き手の双方における「柔軟な働き方」のメリットについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか? 今や終身雇用や年功序列といった考え方は希薄になり、あのトヨタ自動車の社長から「もはや終身雇用を保証するのは難しい」という旨の発言が出てくる時代です。しかし逆に考えれば、自由な働き方を選択できる機会は増えてきています。企業にパートナーとして選ばれるためには、コアスキルを磨き、十分な経験を積んでおく必要があります。特定分野のスキルを極めることに加え、経営課題の解決に不可欠な経営の視点、組織を俯瞰する力、周囲を巻き込む力を磨いておくことも大切でしょう。