副業のヤバい話・…
副業 ここだけの話 番外編「それってアルバイトの方が良くない?ブログやアフィリエイトで消耗する人たち」の巻
ブログやアフィリエイトで稼ぐ。今でも在宅で、アフィリエイトで稼いでいる人がいる。筆者の友だちにもそうした強者はたくさんいるし、実際に月100万円~300万円稼いでいる。そんな彼らは一様に「今からアフィリエイトで食べていくのは難しい」と指摘している。
Googleが検索結果で公式を優先したり、YMYL(Your Money or Your Life)など医療や健康に関するテーマの検索結果評価が厳しくなったりしているためだ。またアップルがcookieの保存期間を短くしたため、cookieに基づいたアフィリエイトの計測も難しくなっている。
こうした状況のなかで、それでもアフィリエイトを頑張る人、YouTubeなどをはじめる人もいる。しかしそんな状況でも教材を売って稼ぐという人もいるのだ。もちろんその教材を使って稼げればいいのだが、実際には怪しいものも多い。そこでこの記事では、そうした甘い副業の罠にひっかからないために必要な知識を示すこととする。
「誰でも簡単にすぐ稼げる」という甘い罠
副業になるとよく出てくるのが「誰でも簡単にすぐ稼げる」という言葉だ。よく考えてほしい。みなさんがやっている本業は「誰でも簡単にすぐ稼げる」ものではないはずだ。ところがWebのビジネス、しかも副業となると「誰でも簡単にすぐ稼げる」と思ってしまう人がいる。
実際にはアフィリエイターもかなりの努力をしており、そうした努力なくして売上を上げることはできない。そうした事実を知っているにもかかわらず、「誰でも簡単にすぐ稼げる」というキャッチコピーで情報商材を売りつけようとする人が多いのである。
その結果、稼げなくても情報商材を売った側は何も責任を取らない。稼げないのは「自己責任」なのだ。なかには主催者を信じて、会社を辞めてしまった人もいる。大学を辞めた人も何人か見ている。その後、後悔したという人も多くいるのだ。
0→1を強調するも効率は悪い
誤解を恐れずに言えば、今でもアフィリエイトやブログで稼ぐことは可能だ。しかしコスパが合わないのである。よく「アフィリエイトは時給45円」と言われることがあるが、書けた時間に対して、売上が少なすぎるのである。
しかし「1万円も稼げたなんてすごいね」と情報商材を売っている側はいう。1万円は副業で稼ぐ第一歩だと。0→1の大変さをことさら強調するのである。しかしそこから先、10万円、20万円と増やせるのだろうか? ムリだとは言わないが、額を増やせるのはほんの一握りなのだ。
もっとお金を払えばもっと稼げるという誘い
副業の罠は一回教材を買わせただけで終わらない。そこからさらに稼ぐために必要な教材やサロンを紹介し、そこに誘導する。このサロンも効果があればよいのだが、ほとんど効果がないと報告されているものも多い。
今のアフィリエイトやブログの現状を考えれば、ただ情報を得るだけでは稼げない。稼ぐための手段を一緒に考えて、協力してもらう必要があるのだ。しかしそんな協力ができるのなら自分で稼ぐだろうという突っ込みが、いろいろなところから入っている。
情報商材がすべて悪いわけではないが…
情報商材すべてが悪いわけではない。私もいくつか情報商材を購入し、そのうち役に立ったものもある。しかし最初からそうした情報商材を購入してもほとんど役に立たない。なかにはネットで検索すればわかるような情報しか書かれていないものもある。
ではどうやってよい情報商材を見つけるのか。その方法は「情報商材を買わないに限る」である。どの情報商材がいいかは見分けるのが本当に難しい。よい情報商材を見分けることに時間をかけるのであれば、副業をはじめた方がお金になるのが早いのである。
ラクして稼げるに騙されない
このように副業でラクして稼げるという話に乗って、まったく稼げなかったという事例は多い。消費者センターにも「騙された」という相談があるようだ。こうした情報に騙される原因は何か。それはラクして稼ごうとする魂胆にある。
「ラクして」「誰でも」「すぐに」という3つのワードが入った副業の誘い文句には騙されないようにすべきだろう。
副業も地道な積み上げが大事!
どんな仕事も長く安定して稼ぐには地道な積み上げが必要なのだ。その積み上げは本業も副業も同じこと。仕事がWebになっても同じなのである。まずは自分ができることを副業として始め、長期的に稼げるように考えてみるのがよいのではないだろうか。
written by:副業仕置人 ミスターF
50代・職業不詳。副業の酸いも甘いも知り尽くしたギョーカイ聞き耳頭巾。生息地はサウナ、夜の公園、Twitter、Instagram。怪しい副業案件はないかリアル・バーチャルを問わず日々調査している。