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2021
04/28

映画「マイ・インターン」から教わる、シニアが働く上で大切なこととは


ミドル・シニアにおすすめしたい映画といえば、2015年に上映され話題となった『マイ・インターン』でしょう。

この映画の主役は、40年以上勤めた会社を退職し、どこか物足りなさを感じながら毎日を過ごす70歳の男性。そんな男性がセカンドライフを充実させようと立ち上がり、アパレル企業のシニア向けインターンシップへ応募するところから物語は始まります。

今回は、本作品から学べる「シニアが働く上で大切なこと」を4つまとめているので、定年退職後も働き続ける予定の方はぜひ参考にしてみてください。

ポイント1. 弱みとやる気をセットで伝えること

最初のシーンは、インターンシップへ応募するための自己紹介動画を撮影する男性の姿から始まります。このシーンで注目すべきポイントといえば、自己紹介動画のなかで男性が「自分はITの知識には疎いが、入社後に頑張って覚える気がある」と自分の弱みを誠実に話している点でしょう。

ITに弱いシニアが多いということは面接官も理解しており、それよりも気になるのが「入社後に覚える気があるのかどうか」ということ。この男性のように「苦手なものを努力して克服する気がある」とアピールすることは、シニアが再就職を成功させるために重要です。

ポイント2. 若者に迎合せず自分らしさを出すこと

男性は無事にインターンシップへ合格しますが、入社先の会社に在籍するのはファッションに敏感な若手社員ばかり。おしゃれでキラキラとした社内でも、男性は自分1人だけきっちりとしたスーツを着て働き続けます。

若者ばかりの会社へ入るとつい周囲の雰囲気に合わせてしまいがちですが、自分のポリシーや個性を曲げることはせず、若者にはないシニアならではの「落ち着いた雰囲気」をあえて出すことで社内へ溶け込んでいくのです。

そして男性は社内で「お父さん」的な立場になり、若い社員の相談に乗ったり、人生の先輩としてアドバイスしたりしながら、会社にとって欠かせない人物となっていきます。

ポイント3. 地味な仕事にも積極的に取り組むこと

また、この男性が社内で求められる理由の1つに、ほかの若手社員にはないきめ細やかな気配りが挙げられるでしょう。朝早くに出勤して散らかっているデスクを掃除したり、仕事量が多くて困っている社員をサポートしたりなど、目立たない仕事にも積極的に取り組みます。

今まで大きな仕事を成し遂げてきたシニアのなかには、再就職で職場が変わったり、再雇用で役職が下がったりした後でも「雑務は若手がやるもの」と考えてしまう方が少なくないようです。自分の経験を誇りに思うことは決して悪くありませんが、新たな仕事を始めるのであれば、小さな仕事にも謙虚に取り組む姿勢が大切です。

ポイント4. 周りの人の努力を評価すること

そのほかにも作中では、社長の頑張りを褒め称えたり、社員の功績を評価したりなど、周囲の人々の努力に目を向ける男性の姿が描写されているのが特徴です。社長や社員たちは「自分の頑張りを認めてくれる男性の存在」によってモチベーションが上がり、社内の結束力は高まっていきます。

会社で働いていると「結果を出すこと」だけに集中してしまう方も多いですが、仕事に慣れ余裕があるシニアの方は「結果を出した仲間を褒めること」に注目してみるのもよいかもしれませんね。

ここまでご紹介した通り、映画『マイ・インターン』はシニアの働き方を学ぶにはぴったりの教材であり、さらに働き方だけでなく「生き方」についても学べる点が多い作品です。

働き方や生き方でお悩み中のシニアの方は、息抜きも兼ねて今度の週末は映画鑑賞をしてみてはいかがでしょうか。

 

【執筆者】佐藤 ひより

日系企業のメーカーで海外営業職として働く傍ら、フリーランスのライターとして活動を開始し2018年に独立。現在は、キャリア・ライフスタイル・英語学習などのジャンルを中心に執筆している。