2019
11/01

50代からでも遅くない!脳を活性化しコミュニケーション力を高める記憶力


企画力、営業力、集中力や理解力…仕事にはさまざまな能力が必要です。その中でも、さまざまなシーンで必要とされるコミュニケーション力をUPさせたいと思っている人は、多いのではないでしょうか。

最新の脳科学の研究によると、多くの能力の根底に記憶力があり、向上させることで脳が活性化し、コミュニケーション力やイメージ力など複数の能力をまとめて高められることがわかってきました。さまざまな能力が高くなれば本業だけなく副業のキャリアも築きやすくなります。
今回は、コミュニケーション力をアップさせる記憶術についてご紹介したいと思います。

コミュニケーションと脳の深い関係

「えっと…あの人誰だっけ…」
顔は覚えているけど、名前が出てこない。そんな経験ありませんか?営業先や職場、友人の名前をしっかり憶えるだけで、コミュニケーションは円滑になります。また、今まで試験や仕事などで「メモをとる」・「繰り返し学習する」など、努力はしたものの、なかなか覚えられなくて悔しい思いをした経験がある人も多いのではないでしょうか。

実は、ちょっとしたコツを掴み、正しい記憶法を知るだけで、記憶力は格段に向上します。そして、記憶力の向上は、さまざまな面でメリットを生み出します。
「記憶すること」は、ただ知識を覚えるだけにとどまらず、記憶した情報をどう利用するかという「脳の使い方」に深く関係することが、最近の脳科学の研究でも証明されています。

コミュニケーション能力に大切な「言語機能」・「記憶」・「意欲」などは、脳の構造の一部である「前頭葉」が深くかかわっています。つまり、記憶力を鍛えて脳を活性化させると、コミュニケーション能力もUPするという相乗効果が生まれるのです。

コミュニケーションにはさまざまな能力が必要!

相手とコミュニケーションをとるためのプロセスとして、

  • 相手の話を聞いて記憶する
  • 相手の気持ちや考えを理解する
  • 自分の考えをまとめる
  • 自分の行動を決め、結果を予想する
  • 自分の考えを相手に伝える

このようにざっと挙げてみても、集中力や発想力、理解力やプレゼン力、結果を想定するイメージ力など、さまざまな能力が必要なのが分かります。これらを個別に磨くには時間と手間がかかります。しかし、記憶力は全ての能力の基礎。正しい記憶法を学び、体得することでコミュニケーション力だけでなく、営業力や企画力、目標達成力なども併せてアップさせることが可能になります。

コミュニケーション力の要、「記憶力」を向上させる方法

仕事でもプライベートでも重要なコミュニケーション力。コミュニケーションに大切な記憶力を強化したいと思っても、具体的な方法が分からない人も多いのではないでしょうか?

今回は、日常生活で「記憶力」を向上させることができる方法を2つお伝えしましょう。

① あいづちのバリエーションを増やす

人との会話の中で、あいづちを打つシーンはよくありますよね。「うんうん」「なるほど」「そういうことか」「たしかに!」など、あいづちを意識して使い分けるには、しっかり話を聞いて、内容を理解し、記憶しなくてはいけません。結果、記憶力は鍛えられ、コミュニケーションUPにも繋がります。ぜひ、日常の会話の中で、実践してみてください

② 周りの人に、その日の印象を伝える

「髪の毛切った?」「機嫌よさそうだね。何かいいことあった?」「その服の色、似あうね」など、あなたが感じた印象を、伝える習慣をつけてみてください。その日の印象を伝えるのは、その人の日頃の状態を記憶しておく必要があります。見た目からキャッチできる情報はたくさんあります。また、会話をする練習にもなるので、円滑なコミュニケーションをおこなうスキルもUPするでしょう。

記憶力を鍛えることで脳を活性化させると、コミュニケーション力がアップするだけでなく、物事も前向きに捉えられるようになるので、仕事やプライベートが楽しくなる効果も!正しい脳の使い方をすれば、「ここまでしかできない」というは思い込みがなくなり、今まで無理だと思い込み、あきらめていたことも簡単にできるようになります。

脳は50代からでも活性化し、さまざまな能力をアップさせることができます。ミドル・シニアの方もまだまだ向上の余地があります!特にコミュニケーション力を上げたいと悩んでいる方は、記憶力を鍛えてみましょう。


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