2020
10/16

50代からの転職は、リファラル採用を活用するのも方法のひとつ〜 50代からのちょっとワガママな生き方 〜Vol.26 〜


50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろ子」。50代のお客様に寄り添ったアドバイスを提案申し上げます。どうぞお耳をお貸しくださいませ。

こんにちは。ひろ子ママです。

60歳以降も働くことが当たり前になって来た今、50代からの転職を考える方も増えてきています。ただ、50代の方が未経験の業界に転職した際に給与が3分の2ほどに激減してしまったという話も聞いたこともあります。そこで、再就職に向けた取り組みとして「リファラル採用」についてお伝えします。年収の激減も抑えられるかもしれません。

リファラル採用とは

すでに働いている社員から友人や知人を紹介してもらう採用活動のことです。企業の採用活動には多くのコストがかかるため、それを抑えるためにも外資系企業やベンチャー企業、中小企業で導入されています。2010年代くらいからこの言葉が使われるようになってきました。

昔からあるコネ入社とリファラル採用の違いについては様々な意見がありますが、主な違いは紹介者の権力・影響力の有無にあるとされています。コネ入社の場合は社内で影響力のある人や有力な取引先など、紹介者の権力や影響力の有無が重要視されるのに対し、リファラル採用はそのような権力や影響力と関係なく、候補者が持っているスキルや経験を見ると言われています。

リファラル採用される人になるためには

前述の通り、リファラル採用は日頃のスキル、仕事ぶりを見て声をかけられるもの。かつての同僚・上司・部下、取引先・顧客、友人・知人から声をかけてもらうケースがほとんどでしょう。そのため、日頃からの仕事に対する姿勢、人に対する向き合い方が誠実であることが前提条件です。また声をかけられるためには、下準備として「定年からの再雇用を考えていること」や「今後の働き方について思っていること」「今、どういう仕事をしているか」などを、日頃から相手に伝えておくのも必要になります。

また、自分の経歴を150文字くらいで作成しておき、すぐに伝えられる準備をしておくのもオススメです。転職を考えてない方もキャリアの棚卸しになりますよ。

まずは自分の市場価値を知ってみる

リファラル採用を活用する前に自分の市場価値を知っておくことも必要です。リファラル採用を活用すれば、必ずしも採用というものではありません。書類・面接で不採用になる場合もあります。そのため、転職サイト・ツールを活用して、これまでのキャリアが他の会社ではどう活かせるか、どんな価値があるかを知った上で選考に挑むことも大切です。

部長職だった方が転職活動の面接の中で「何ができますか?」という問いに「私は部長ができます」と答える例え話はよくありますが、自分のこれまでのキャリアの棚卸しはどんな時も必要です。

また、リファラル採用の場合、紹介という安心感があるため条件面のすり合わせがきちんと行われていないケースもあります。入ってから「話が違った」という問題が起こることもあるので、条件面の確認も行いましょう。

「明日もきっといい日になりますよ」ひろ子ママでした。

ひろこママ(ホワイトver)
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろこ」のオーナー
鳥取県生まれ、東京都在住。多拠点生活に向けて活動中。
ブログ:https://snackhiroko.hatenablog.com/
不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。

【こちらもよろしければどうぞ】ひろ子ママ(ブラックver)
https://www.j-cast.com/kaisha/carrier/hirokomama/


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