「50代からのちょっとワガママ…
コロナで注目!新しい働き方、ジョブ型雇用とは〜 50代からのちょっとワガママな生き方 Vol.15 〜
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろ子」。50代のお客様に寄り添ったアドバイスを提案申し上げます。どうぞお耳をお貸しくださいませ。
こんにちは。ひろ子ママです。
新型コロナウイルス感染症をきっかけに、テレワークが進み、「ジョブ型雇用」が注目されています。今回は、ジョブ型雇用についてお伝えします。
新しい働き方、ジョブ型雇用とは
今、コロナで注目されているジョブ型雇用ですが、実は2013年6月の規制改革会議で、すでに取り上げられていたことでした。日本は他の国と比べて長時間労働であるにもかかわらず、生産性が低いことが課題とあげられ、「ジョブ型雇用」へ変革しようという流れがあったのです。ただ、日本は日本型雇用と呼ばれるメンバーシップ型雇用が主流だったため、なかなか採用されなかったのでした。
テレワークにしろ今回のジョブ型雇用にしろ、コロナが一気に進めた働き方改革は私たちにどんな影響を与えるのでしょうか。まず、簡単にジョブ型とメンバーシップ型について見ていきましょう。
ジョブ型雇用
・欧米に多い
・専門性を磨くスペシャリストという考え方
・働く時間と場所は区別される
・報酬の基準が明確
メンバーシップ型雇用
・日本に多い
・仕事は多様でゼネラリストという考え方
・働く時間と場所は区別されない
・年功序列型
テレワークでメンバーシップ型の問題点が明確となった
これまでの日本は、終身雇用を前提とした年金賃金制度があり、その上でメンバーシップ型が成り立っていました。残業は当たり前、会社に人生をささげる毎日、「24時間働けますか」や「5時から男」というようなCMは、この時代の象徴とも言えるでしょう。
メンバーシップ型で、重視されるのは仕事の中身や成果というより、「どれだけがんばったのか」というプロセスや仕事に対する姿勢。今回のテレワークのもとで、プロセスが見えないため評価が困難というデメリットが浮き彫りになりました。テレワークと相性が良いのは、ジョブ型雇用とも言われています。
少子高齢化の日本は「がんばり」だけでは通用しない
これまで日本は、長時間労働という「がんばり」で成長をしていましたが、少子高齢化が進むにつれ、それだけでは通用しなくなってきています。
長時間労働から長期間労働へ変わっていく働き方の中で、決められた時間内に「どうスキルを発揮していくか」、「どう価値を生み出していくか」、これは会社だけでなく、個人一人ひとりが抱える課題になりそうです。
実際、テレワークをおこなう中で「仕事がない人」も存在しています。終身雇用が崩れつつある今、これからの新しい働き方に対応できるように早めに準備をスタートしましょう。自分は会社にとってどんな価値があるのか、どんなキャリアを生かすことができるのか一度ぜひ考えてみてください。
「明日もきっといい日になりますよ」ひろ子ママでした。
ひろこママ(ホワイトver)
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろこ」のオーナー
鳥取県生まれ、東京都在住。多拠点生活に向けて活動中。
ブログ:https://snackhiroko.hatenablog.com/
不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。
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