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2020
06/09

50代からが断然面白い!人生100歳時代と聞くと、正直気が重くなる人への処方箋【Vol.12】オンラインでのお付き合い、YesかNoか?


人生100歳時代と聞いて、心躍る人はなかなかに少ないのではないでしょうか。

ここはそんなあなたのために、現在進行形のシニアライフから見えてきた、あんなことこんなことのご紹介。今回の話題は「オンラインでのお付き合い、YesかNoか?」です。

緊急事態宣言は(一応)解除になりましたが、オンラインでのコミュニケーションは、どうやらニューノーマルと呼ばれる新しい日常の一つになりそうですね。人とのお付き合いは「同じ釜の飯を食う」、「膝を突き合わせる」、「口角泡を飛ばす」等々を基本としてきたシニア・プレシニア世代にとって、馴染みにくい面も多いというのが正直な感想です。先日、オン飲み(オンライン上で集まって実施する飲み会)の場面で“寝落ち”してしまい、“笑い”を提供している方などもいらっしゃいました。私のことではありませんので念のため…。

ということで、やってしまいがちな失敗談を「機能別」にお伝えしながら、オンラインのお付き合いについて考えてみたいと思います。

<ミュート>

マイクをオフにして音を拾わないようにしておくのがミュート機能です。オンライン会議でよく、「発言の際にだけミュート機能を外してください」とお願いされたりします。実は最初の頃、意味が分からなかったのです。会議に参加する以上発言するのが当たり前で、基本全員のマイクはオン。周りの雑音を拾ってしまう場合だけミュート機能を使えば良いのではと。でも、気づきました。ミュート機能は「ヒトの話をよく聞いて、話の腰を折らない」ための安全機能なのだと。何せ、相手の発言も聞かずに自分のコメントだけをする輩(多分私…汗)が多いので、突然の割り込みを防ぐには、とても良い機能かなと。自分が話したくなった時に、ワンテンポであれ、ミュート機能を外す動作が入ることで、ちょっと落ち着く時間がありますからね。ただし、話し過ぎには要注意! いよいよ自分の番になったということで、長々と話し続けてしまうという無作法を結構しでかします。あぁ、こんな時こそ、割り込みたい!(笑)

<バーチャル背景>

自宅からつなぐケースが多いので、背景画面に雑然とした部屋の様子や、何よりプライベート空間そのものを映したくない。そんなニーズにこたえるため、好みの画像を映すことができるのがバーチャル背景機能です。これが面白くて、お気に入りの絵画作品や、旅先の風景、憧れの場所…等々、もう色々な背景を使ってみました。で、散々試して思ったのは、見てくれも大切ですが、中身のほうがよほど大事かなと。バーチャル背景でどれほど“着飾って”も、発言が的を射てなかったり、親しみが感じられなかったりすると、頑張っちゃった割には、かえって中身の薄さを強調してしまう気がします。むしろ、リアルな背景に感じの良いインテリアなどが何気に見えたりすると、「あ、この人素敵」となりやすいですね。そんな“背景”をお持ちの方は、発言の中身も「いいね!」というケースが多いようです。

<チャット>

会議の進行中に、コメントを文字にしてメールのように送れるのがチャット機能です。発言しないまでも、ちょっとした意見や感想を残しておきたい時に使うのが本筋の使い方でしょうか。発言者以外の方のコメントも聞けたり(読めたり?)するので結構良い機能だなぁと思います。しかしながら、これも使い方によっては妙なことになりそうです。例えば特定の個人宛てに送れるプライベートのチャット。他の人に見られない形でやり取りできるので、それこそ「ミュートが外れて雑音拾っていますよ」とかこっそりお伝えするには重宝しますが、「何か退屈な話題だよね」とか「この間のあの件どうなっている」とか辺りになってくると…。チャットハラスメントに繋がらないかと、ドキドキしてしまいます。

他にも<共有>とか<会議室>とか<反応>とか、色々な機能がオンライン会議ツールに備わっていて、どれもこれも便利な一面、何がしかの失敗につながる側面も持っていそうです。こんなことを書くと、「やっぱりオンラインでのお付き合いはやめとこうかなぁ」と心配になる方がいるかもしれませんが、一番の失敗は「やらないこと」だと断言しちゃいます。これは新しいツールに慣れてくださいねという話ではありません。

先日、70代の女性から「久しぶりに手紙を書いたの」と嬉しそうにお話しをいただきました。何でも「同窓会」がオンラインで開かれたようで、子供(孫?)に段取りしてもらい参加したところ、懐かしいメンバーにお会いでき、それがきっかけで手紙での交流が再開したご様子。そうです、「オンライン」に重きがあるのではなく「お付き合い」がオンラインをきっかけとして広がることが重要なのです。人生100歳時代を豊かにしていくために、仲間との交流、お付き合いは大切な彩りの一つ。オンラインを機会の一つにできるのでしたら、ぜひお試しあれです。

え? オンラインでやらかして愛想つかされたらどうしようかですって? …まぁ、それでも、こうして少なくともネタにはできるわけで……。

 

臼井 清
合同会社志事創業社(しごとそうぎょうしゃ)代表

1984年より情報機器メーカーで、マーケティングを中心に国内外で経験を積む。2014年、ビジネス創出やキャリア開発に向けた“学び”をプロデュースする「志事創業社」を設立。「幾つになっても進行形!」(Age100.ing)をキーワードに、様々な「チャレンジ」を応援中。最近では“アートシンキング”のプログラム開発等、活躍の巾を広げている。

 

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