2020
04/07

50代の転職、自分の強みがわからないときは?〜自己分析の仕方〜


年代問わず、就職・転職活動をするときに直面するのが自己分析。転職経験が豊富な人ならともかく、「あなたの強みは何ですか?」と聞かれて、スラスラと答えられる人は決して多くはないでしょう。同じ組織でずっと働いてきた50代なら尚更かもしれません。

今回は、50代が自分の強みを活かした転職をするためのヒントをご紹介します。

 

50代の転職に活かせる自分の強みの見つけ方

自己分析にはさまざまな方法がありますが、今回は手軽にできるものをピックアップします。

まずは職務経歴を書き出し、それぞれの仕事において、次の点を詳しく思い出しましょう。

・逆境に遭遇したとき、乗り越えるために工夫したこと

・周囲から評価・感謝されたこと

・数字など目に見える結果を出せたこと

現在50代の方なら、さまざまな経験をしてきたはず。「そういえばあのとき、こんなことで感謝されたなあ」などちょっとしたことでもいいので、とにかく書き出してみましょう。ポイントは紙に書くこと。すると、重なる点が見つかるなど、一貫性が見えてくるはずです。それが、あなたの強みになります。

採用企業が50代に求めていることを考える

強みになることが、そのまま転職に活かせるとは限りません。それが採用企業が求めるものと重なっている必要があるでしょう。

ハイキャリア人材や特定の専門職は別として、年齢が上がるにつれて転職難易度が高くなることは否めません。「コミュニケーション能力がある」ことを強みとする30代と50代の候補者から一人を採用する場合、企業があえて50代の候補者を選ぶ理由はどこにあるかイメージしてみましょう。

企業や職種によっても異なるでしょうが、代表として挙げられるのは、豊富なマネジメント経験や特定のスキルの圧倒的な経験量、トラブル解決など交渉力ではないでしょうか。経験値では若手には負けないというこれらの強みと同時に、若手へそのスキルを伝えていくための力や、現状維持に満足せず新しいことを学んでいこうとする向上心・謙虚さが必要でしょう。

職務経歴を洗い出して見つけた自分の強みと、企業が50代に求めることを照らし合わせてみてくださいね。

50代の転職で後悔しないために大切なのは「自分を知ること」

ここまでの手順を見て、「何だか面倒…」と感じる人も中にはいるかもしれません。そんな人は、50代の支援を得意とする、転職エージェントを活用するのも方法のひとつ。採用企業が50代求職者に求めていることを熟知しているキャリアアドバイザーが、あなたの強みを見つけだし、その強みを活かせる転職サポートをしてくれると期待できます。

これを最後の転職にしたいと願う50代はきっと多いでしょう。採用後のミスマッチを極力少なくするためには、自分を知ることが大切です。自分がこれまで積み重ねてきたことはどんなことなのか、それをどう活かせるのかを改めて考えてみましょう。


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