2020
07/24

ジョブ型雇用の先には…これまで以上の給与の格差が…?〜 50代からのちょっとワガママな生き方 Vol.16 〜


50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろ子」。50代のお客様に寄り添ったアドバイスを提案申し上げます。どうぞお耳をお貸しくださいませ。

こんにちは。ひろ子ママです。

緊急事態宣言解除後、東京は電車が混み始めているため、在宅勤務を終えた企業も増えてきたなぁっと思う今日この頃。一方、2020年5月26日に「ジョブ型」人事制度を導入することを発表した日立製作所のように、新しい働き方に切り替える企業もあり、働き方の二極化の流れを感じています。参考:https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2020/05/0526.html

「ジョブ型雇用」の中に「時間と場所にとらわれない働き方=リモートワーク」もありますが、いいことばかりではありません。ジョブ型雇用の先には、給与の格差が生まれやすいと言われています。

「ジョブ型」の給与の決まり方

これまでの日本型雇用は、人の特性を見て配属先を決めるというやり方でした。これに対して欧米のジョブ型は、やるべき仕事が決まっていて、その仕事ができる人を当てはめるというものです。わかりやすくすると、基準になるのが人か仕事かという違いです。

やっている仕事によって給与が決まり(職務給)、その仕事の内容とグレードによって給与の細かい規定が決まります。これまでの日本の年功序列制度、勤務年数や年齢によって給与が上がっていくという仕組みは無くなりつつあります。

「ジョブ型雇用」でこれまで以上の給与の格差が生まれやすい

ジョブ型雇用に切り替わることで、その人の仕事が明確にされ、その仕事に対しての結果が評価に繋がります。つまり、30歳、50歳と年齢が違っても同じ仕事を担当し、成果を上げるのであれば、給与は同じになる可能性があるということです。

2019年に話題になりましたが(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45595230S9A600C1MM8000/)、ソニーが高度な人材を確保するために、新入社員に最大730万円を支払う給与制度をスタートさせました。20代の新卒であっても必要な技術、能力を持っていれば、それに支払われる対価も多いということです。この場合も、評価されるのは成果になります。結果によっては、初任給は高くても、そこから下がる可能性もあるのです。

日本のジョブ型が欧米型と全く同じになるかはまだわかりませんが、働き方の変化で評価制度が変わっていくことは確実です。

今回、外出自粛期間中に「不要不急」が問われました。その中で浮き彫りになったのが、仕事がない・自宅にいてもやることがないという方の存在でした。ドキっとした方、まだ諦めてはいけません。一度、自分ができる仕事、自分に何ができるのかを早めに棚卸しておきましょう!

「明日もきっといい日になりますよ」ひろ子ママでした。

ひろこママ(ホワイトver)
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろこ」のオーナー
鳥取県生まれ、東京都在住。多拠点生活に向けて活動中。
ブログ:https://snackhiroko.hatenablog.com/
不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。

【こちらもよろしければどうぞ】ひろ子ママ(ブラックver)
https://www.j-cast.com/kaisha/carrier/hirokomama/


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