「50代からのちょっとワガママ…
これからの長期間労働を生き生き働くために必要なこと〜 50代からのちょっとワガママな生き方 Vol.14 〜
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろ子」。50代のお客様に寄り添ったアドバイスを提案申し上げます。どうぞお耳をお貸しくださいませ。
こんにちは。ひろ子ママです。
少子高齢化社会に突入している日本は、この先も人材不足が続くと言われています。特にIT業界のエンジニア不足についてはよく耳にする話です。今回は、2019年9月に株式会社リクルートキャリアが実施した「60歳以上の中途採用に関する調査」によると、31%の企業が前年度よりも60歳以上の中途採用を増やすと回答しています。
給与も役職定年後と同水準、中にはアップすることもあるようです。定年後の働き方にも光が見えてきた気もしますが、実際はどうなのでしょう。
単純に60歳から70歳までの約10年、働く期間が延びるということは、長期間労働に変わっていくということ。評価制度がまだ整っていない状態で、この期間のモチベーションはどうやって保てばいいのでしょう。実際すでに60歳以降も働いている方々は、どうやって生きがいを見つけているのでしょうか。気になるところです。
生き生き働くためにはやっぱりやりがい?
年金の受給年齢がどんどん引き上げられ、正直、仕事を辞めるゴールが見えないのが今の世の中です。少なくとも年金がもらえるまでは働こうと考えている方も多いでしょう。定年後に、つまらない仕事を長年続けるのは、苦痛しかないと思います。どうやら、生き生き働くためにはやはり、やりがいを見つける必要がありそうです。何歳になっても求めるものは変わらないものですね。
リクルートワークスの「全国就業実態パネル調査(JPSED)」によると、生き生きと働いていると実感している人が多い職種は、「営業販売職」「専門職・技術職」となっています。生き生きと働き続けるためには、人と接する仕事や、自分の専門性が会社・世の中の役に立っていると実感できることがポイントとなりそうです。誰にでもできる仕事ではなく、より専門性のある仕事に就くためには、専門性を身につける、磨き続ける必要があります。あなたの専門性は何ですか?
プライドを全部は捨てないで
定年後、シニアが年下とうまくいかない理由の一つに、プライドの高さがあげられます。これまでの経歴にすがり、プライドが邪魔してしまい年下の言うことを素直に受け入れられないのかもしれません。できないこと・わからないことは年下に聞く姿勢は必要です。
ただし、プライドすべてを捨てるということではありません。持っている知識や技術を若い人たちに伝えていくという役割も、これからの働き方の中には求められます。長期間労働を生き生き働くためには愛されるおじさん力を持つこともポイントになりそうですね。
「明日もきっといい日になりますよ」ひろ子ママでした。
ひろこママ(ホワイトver)
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろこ」のオーナー
鳥取県生まれ、東京都在住。多拠点生活に向けて活動中。
ブログ:https://snackhiroko.hatenablog.com/
不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。
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