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2018
09/27

いまどきの副業解禁事情~ロート製薬「社外チャレンジワーク制度」がめざしたこと

政府も後押しするようになった副業ですが、企業の現場では何を目指し、どのように取り入れ、推進しているのでしょうか?ここでは、ロート製薬の取り組みをご紹介します。

ロート製薬

ロート製薬の企業理念の一つとして「まず人が居て、輝いてこそ企業がいきる。主役は人、一人ひとりが自らの意志と力で自立し、組織を動かしていきます」というものがあります。この考え方に基づき、新しい働き方を模索する、人事制度改革プロジェクトが始まりました。

ここで注目したいのは、このプロジェクトが立候補した社員で組織されたということ。その中から2016年「社内ダブルジョブ」「社外チャレンジワーク」というふたつの兼業制度が生まれ、従来の枠組みを超えた働き方への挑戦がスタートしました。

ふたつの兼業制度のうち、いわゆる「副業・複業」に当たる「社外チャレンジワーク」では、自分自身で考え、行動し、社会に貢献できる力を養うことが期待されています。社外での就労経験は、個人の中に眠る可能性を引き出す機会。これにより、自立・自走できる社員の育成を目指しているということです。

一例を挙げると、目薬の無菌製造現場で働く社員が職場で培った知見を活かし、奈良で地ビール事業を立ち上げました。経営やマーケティング等は専門以外の分野でしたが、クラウドファンディング等を活用し自ら資金集めも行っています。

社外チャレンジワーク制度は、入社3年目以上の社員が対象。許可ではなく届け出制、本業に支障をきたさないもの、という条件で就業時間外および休日のみの就業、となっています。

一方、「社内ダブルジョブ」制度は、就業時間の一部を利用して、他部署での仕事を経験するというもの。もともと、会社としては他部門と積極的に関わりながら仕事を進めることを推奨していますが、この制度ではさらに一歩進め「正式」に「兼務」できるようにしています。希望者からの申請に基づき該当部門と協議。許可が下りた場合のみ、社内兼業が認められるとのことです。

ロート製薬社内ではこの他にも、休暇制度の改革により9日間の連続休暇が取得可能であったり、性別や世代を超えたダイバーシティーを推進したりと、新しい働き方を受け入れやすい社風を育てる取り組みを行っています。

ロート製薬の取り組みからは、会社がしっかりと方針を固め、社員の自主性を大切にしながら、制度を整えて進めていることがわかります。これから副業解禁、推進をお考えの企業の参考になるのではないでしょうか。