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2019
01/08

私の未来図、事業計画書を書こう ~創業のチュートリアル②~


引き続き、創業にあたって大事なことを中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」よりご紹介していきます。前回は創業に必要な心構えに関してお話しました。今回はより具体的な計画を立てようということで、事業計画書の書き方について前後編でご説明していきます。

キャリア50-140

「事業構想」でビジョンを明確にする。

事業計画書には通常「事業構想」「具体的な事業内容」「創業時の資金計画表」「損益計画表」の4つが含まれます。最初に説明する「事業構想」は事業の大枠を示すものです。詳しく書くよりも全体を捉えることを大切にしてください。

主な項目は「創業の動機」=なぜそれをやりたいのか、「事業の概要」=誰に何をどのように売る、「市場の環境」=市場を取り巻く環境や同業他社の状況、「将来の目標」=どのような形に発展させていきたいか、「事業の課題」=現状不足しているものや想定される問題、の5つがあります。それぞれについて、箇条書きで構いませんので、簡単に書きましょう。

例えばパン屋を開業するなら、動機は「みんなにおいしいパンを食べてもらいたい」、概要は「何年頃に創業し、カレーパンの専門店を目指す」、市場の環境は「競合する店は多いが、カレーパン専門店は珍しく、話題を掴めば客足は見込める」将来の目標は「移動販売やイベント主催もしたい」、課題は「パンを焼くための機会を買う資金がない」といった形です。

「具体的な事業内容」で足元を固める。

具体的な事業内容では、「事業の内容」=概要より更に詳しい業態、「事業の特色」=同業他社との差別化ポイント、「販売計画」=ターゲット顧客層、価格帯など、「仕入計画」=原価率はどのくらいでどこから仕入れるのか、「設備計画」=店舗や事務所の他必要な機材があれば価格など、「要員計画」=共同経営者や従業員など、について書き出します。先程の構想と比べて、より現実的な計画面を固めていくイメージです。

パン屋の例でいくと、内容は「カレーの中身はチキン、野菜、インド風などバリエーションをそろえる」、特色は「パンの中身だけでなく、生地も天然酵母にこだわる」、販売計画は「会社員の昼食やおやつを想定し客単価は500円程度」、仕入計画は「原価率は50%ほど、生地の仕入れ先は知人にアテがある」、設備計画は「駅周辺のオフィス街に15坪ほどで家賃20万円ほどの店舗を探す、機械は中古で500万円程度」、要員計画は「弟が総務、経理を担当、販売員はアルバイトを雇う」といった形です。

ここまでくると事業のイメージがはっきり固まってくるでしょう。次回は、事業計画書の後編としてお金周りの計画をどう立てていくのかお話します。