2018
10/23

実態調査にみる「50代からフリーランス」始める前にココをチェック!【前編】


「50代でフリーランスを始める」と聞いたとき、どのようなイメージが頭に浮かびますか?「自由に働くことができる」、「自分の能力を活用して働ける」といったプラス要素と共に、「収入が不安定」、「仕事探しはどうしたらいいのか分からない」といったマイナス面も浮かぶと思います。

今回は、ランサーズが実施したフリーランス実態調査2018年版からフリーランスの現状や特徴を把握し、50代からフリーランスを検討する際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

キャリア50-48

フリーランスの経済規模
フリーランスという働き方は今、日本の経済においてどのような位置づけなのでしょうか?フリーランスの経済規模は日本の総給与支払額の10%(20兆円超)、フリーランス人口は総労働人口の17%(約1120万人)を占めていることが、今回の調査からわかりました。副業としてのフリーランスに絞って見てみると、経済規模はこの4年間で3倍の約8兆円、就業人口は約750万人となり、今後も増加が見込まれています。

フリーランスの働き方に対する満足度とモチベーション
実際にフリーランスで働いている人たちが、この働き方をどう思っているのか見てみます。満足と感じている理由のトップは「自分の能力を活かせている」。「ワーク・ライフ・バランスの向上」も昨年比で3%上昇しています。

また、フリーランスという働き方を続けるモチベーションは何か、と言う質問に対して「自由で柔軟な働き方ができる」や「友人や家族との時間を増やすことができる」と回答した人の割合が高くなっています。これは働き方改革の良い影響と言えるでしょう。

フリーランスの種類
フリーランスの種類としては大きく次の4つに分けられます。副業系隙間ワーカー(13%)、複業系パラレルワーカー(27%)、自由業系フリーワーカー(23%)、自営業系独立オーナー(35%)。それぞれカッコ内に50代の占める割合を示しましたが、自営業系独立オーナーと複業系パラレルワーカーのタイプが比較的多いという結果が出ています。

業務委託ベースで複数の仕事をこなす「パラレルワーカー」の数は昨年比で5%上昇し、職種としてはビジネス系の仕事が半数を超えているといいます。つまり、ビジネスの経験やスキルを持つ50代にとって、フリーランスという働き方は、新たな活躍の場をもたらしてくれる可能性がありそうです。

後編では、フリーランスの年収や問題点、そして今後の広がりの可能性について取り上げます。


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