2021
08/20

年収ダウンは絶対に避けたい! 50代の転職で収入を上げる4つのポイント


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50代の転職で気になるのが、年齢的に年収アップは現実的なのかどうかということ。特に老後の生活が頭をよぎるミドル・シニア世代にとって、「転職で年収ダウンは絶対に避けたい」と考えるのは当たり前のことでしょう。

そこでこの記事では、50代前後で転職して年収が上がる人の割合や年収を上げるポイントをまとめました。これから転職活動を始める方は、ぜひチェックしてみてください。

50代で転職して年収が上がるのは何割?

「そもそも50代からの転職で年収は上げられるの?」と疑問に感じている方もいるかもしれませんが、結論からいうと決して不可能ではありません。

例えば厚生労働省の「雇用動向調査結果の概況(平成 30 年上半期)」によると、転職者全体のうち転職後に収入が増加した45~49歳は36.3%、50~54歳は27.3%、55~59歳は25.8%。20~30代と比べると割合は低いものの、3割前後の転職者が収入アップに成功しているようです。

一方、60~64歳で転職して収入が上がった割合は13.2%のみで、60代から一気に割合が低くなる傾向にあります。このようなデータからも、年収アップが現実的な年齢は50代が目安で、現在40~50代のミドル世代は早めの準備が成功の鍵だと言えるでしょう。

50代の平均年収は?業界によって差はある?

さらに50代の転職で考えたいのが、「現実的にどのくらいの年収を狙えるのか」という相場です。狙える年収は求職者の経験やスキル、さらに転職先の業種や会社によって異なるため一概には言えませんが、参考までに国税庁発表の年齢階層別の平均年収は下記の通りとなっています。

45~49歳 男性:629万円、女性:324万円

50~54歳 男性:679万円、女性:320万円

55~59歳 男性:686万円、女性:301万円

また業種別の平均年収を見ると、「電気・ガス・熱供給・水道業」が824万円と最も高く、「金融業、保険業」が627万円と次に高い結果でした。今自分が希望している年収は現実的なのかを考え、その希望年収を叶えられる転職先を探すためにも、まずは上記のような年齢・業界の相場について情報を集めてみるのもおすすめです。

50代で年収アップ勝ち組になる4つのポイント

50代で年収アップさせるためには、ただ闇雲に転職活動を続ければ良いわけではありません。ここでは、年収アップを叶えたい50代が意識すべき4つのポイントを紹介します。

1.大手企業にこだわらない

「高収入=大手企業」という図式が、必ずしも当てはまるとは限りません。むしろ大手企業の場合、豊富な経験や高いスキルがあっても「この年齢でこの配属の場合は年収〇〇万円」と杓子定規で測られた結果、年収が前職より低くなるケースもあります。

もちろん大手企業の年収が高い傾向にあるのは事実ですが、年収アップのチャンスを増やすなら大手にとらわれないことが大切。例えば中小企業であっても、専門性が求められる職種などでは高い給与で採用してもらえるケースもあるでしょう。

2.好調な業界や企業を選ぶ

好調な業界や企業を転職先として選ぶのも、年収アップには重要なポイントです。例えば同じ接客業でも「サービス業全般」より「宿泊・飲食業」のほうが年収が低い傾向にあるなど、似たスキルが求められる業界でも給与に差があることは珍しくありません。

今まで飲食業で働いていた方が、接客スキルやホスピタリティを活かして別の業態へ転職した結果年収がアップしたというケースもあります。経験やスキルに見合った給与を得るためにも、将来性がある業界や会社はどこなのかまずはリサーチしてみましょう。

3.福利厚生など給与以外の面も考慮する

つい給与だけに注目してしまいがちですが、福利厚生の充実度も見逃してはいけません。たとえ給与自体がそこまで高くなくても、住宅手当や家賃補助などの各種手当てが充実しているおかげで、実質的に生活が豊かになることもあります。

また評価方式が実力重視の企業の場合は、入社後に実績を出せば年収の大幅アップを期待できることも。年収をアップするためには入社先の企業で評価されることが重要なため、その会社の評価方式を調べ、自分に合っているかどうか検討してみるのも良いでしょう。

4.自分を採用するメリットを明確に説明できる

転職活動の場で、「その年収を支払うだけの価値が自分にはある」ということを明確に説明できることは重要です。自分にはどのような強みがあって、その強みを活かしてどのように会社へ貢献できるのかを履歴書に書けたり話せるよう事前にまとめておきましょう。

どんなに素晴らしい人材でも説得力がなければ採用にはつながらないため、自己分析やキャリアの棚卸などを済ませておくことが求められます。必要に応じて、転職エージェントを使うのも良いかもしれません

年収アップに向けてまずは小さな行動を起こそう

年収アップに向けて必要なことは人によって異なるため、自分がどのような準備をすべきなのかまず考えるところから始めてみましょう。自己分析や業界研究など、年収アップに向けて小さな行動を起こすことがまず大切です。

また理想の転職活動をするためには、転職エージェントや斡旋会社、自己分析ツールなどさまざまなサービスがあるので、効率的に年収アップを叶えたい方はどのようなサービスが自分には向いているのかぜひ調べてみてください。


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