2021
08/23

50代のSNS活用落とし穴 転職を考えるなら裏アカを作るな!


スマホ SNS 中年男性

SNS としてTwitter や Facebook、Instagramなどさまざまなツールが増えています。 Facebook は基本的に実名ですが、 Twitter や Instagram は匿名で利用できるため、本名を使わないで使っている方も多いでしょう。

SNS を匿名で使っていると、リアルの世界とは関係ないネット社会に存在している感覚となります。裏アカ(裏アカウント)なおなおさらです。そのためリアルな世界では言わないような発言をすることもしばしばあります。単なる愚痴であればまだよいのですが、特定の人物を非難したり、会社の批判をしたりすることで大きな問題になることもあるわけです。

匿名だからバレないと思っていると、意外と本人が特定されてしまう場合もあるのです。そこでこの記事では、転職が視野にあるなら裏アカを作って発信することがどんなにリスキーかについて紹介します。

オンラインでのカジュアル面談も増えているぶん…

まずは転職の状況として、コロナ感染の問題もあるためオンラインでカジュアル面談から入る企業も増えています。リモートワークの普及によって、企業によっては採用の最後までオンラインで行うところもあるわけです。

しかしオンラインでの面談だと、どうしてもその人物の人となりというのはわかりづらいというのがあります。そのため企業によっては副業で少し働いてもらってから、正規に採用するというところも出てきています。

こうした状況のなかで企業としては、その採用予定の人物について情報を一つでも手に入れたいわけです。そこで SNS の情報を調査している企業も多いのです。

意外と多いSNSでの炎上や訴訟案件

SNS を利用していて自分は炎上なんてしないと思っているかもしれません。 ある調査によれば一般人であっても約19%の人が炎上を経験しているようです。つまり炎上は決して対岸の火事ではありません。みなさんも炎上するリスクは常にあるのです 。

以前多かったのが、店舗での大学生のいたずらでした。そうした悪ふざけを SNS に投稿して、炎上したあとに訴えられるケースもあったわけです。そうしたわかりやすい炎上であれば、自分で注意できるでしょう。

しかし自分では軽い気持ちであっても、相手を誹謗中傷したことになるというケースがあります。最近そうしたネットの誹謗中傷で自殺した芸能人はいました。しかしその際に訴えられた人のほとんどが、ちょっとしたネガティブ発言を書いただけのつもりだったわけです。

このように特定の人物を誹謗中傷する場合は裁判になるケースがあります。また人種差別を行いその投稿が炎上、今いる会社に電凸(電話での突撃取材)されて辞めることになったケースもあります。 最近、冗談でコロナに罹ったという投稿したあとに居酒屋へ行ったという投稿が問題となりました。その結果、警察沙汰になるケースもあったのです。

このように炎上や訴訟案件というのは意外と身近にあるものなのです。 SNS だからと言ってリアルの世界と切り離されているわけではないという認識が必要になってきます。

匿名だからバレないと思っていたら…

SNS を匿名で利用していると、例え炎上したり誹謗中傷だと非難されたりしてもバレないという認識があるかもしれません。誹謗中傷や暴言などを繰り返していても訴訟されないケースももちろんあります。

しかし転職をする場合、企業はあなたのアカウントを特定しているケースもあるのです。オンラインでの面談が続くなかで、企業としてはより多くの情報を得たいのです。

そのため専門のSNS調査会社を入れるなどしてアカウント調査をしている企業も少なくないわけです。炎上したことがあるけれど匿名だったり、 特に訴えられたことがなくても、企業にとって要注意人物・訴訟リスクがある人物としてピックアップされてしまうケースもあります。

例えば炎上を経験した大学生が内定を取り消しになったという話もあります。こうしたケースは大学生だけに留まらず、50代の転職活動においても十分起こり得る話です。匿名だからバレないと安心してハメを外した投稿が転職活動の妨げになる可能性は十分にあります。

SNSは誰でも見られるという感覚で使おう!

SNS を匿名で使っていると、リアルの世界とは全然違うという感覚になってしまいます。なかにはリアルの世界とは違う人格・性別として SNS で発信している人もいるわけです。そうすると SNS とリアルの世界は別世界となり、知らない人から見られているという感覚が薄くなってきます。

そうした感覚でいると、思わぬ炎上を経験し、その炎上が転職活動にまでマイナスの影響をもたらすこともあるのです。 SNS は普段とは違う発信ができて、とても楽しいものです。しかしハメを外して炎上したり、誹謗中傷で訴えられたりしないように誰でも見られるという感覚で発信するようにしましょう。

特に、「表の顔」とは別に愚痴やストレスの捌け口として裏アカを持つのは危険な行為です。傍若無人になってしまって悪口雑言が際限なくなってしまうことも。最善の予防策は、一にも二にも裏アカを持たないことです。SNSを自在に使いこなせるイケてる50代であるなら話は別かもしれませんが……みなさんはいかがでしょうか?

 

福井俊保

プログラミング教室スモールトレイン代表

大学院で研究するかたわら、中学受験の指導を始める。指導歴は約20年。

現在はプログラミング教室スモールトレインで代表として、プログラミングの指導と中学受験の指導をしている。著書に『AI時代に幸せになる子のすごいプログラミング教育』(自由国民社)がある。

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