2021
08/09

50代よ、AIを使える側の人間になって生き残れ!


AI 使う側の人間

AI が人間の仕事を奪うというニュースを目にしたことがあると思います。たしかに AI はルールが決まっている仕事であれば、人間よりも早くできるのは間違いありません。そういう意味では  今まで人間がやってきた仕事 をAI がやるようになる可能性はあるでしょう。

しかし、AIの進歩は人間の仕事がなくなるということを意味しているわけではありません。今までの歴史を見ても、技術が発展すれば、その発展に伴って新しい仕事が生まれてくるわけです。では、そうした時代に対応するために一体何が必要なのでしょうか。

この記事では、50代が AI を支える人間になるために必要なことについて紹介します。

AIを使える人とAIを使えない人に別れる

今まで「 AI 対人間」という軸で語られてきた議論も多いです。この対立軸は囲碁や将棋の世界で AIに人間が負けたという話からも、影響を受けていると思います。つまりAI と人間どちらが優れているのかという話になるわけです。

最近では AI ができることに対して人間はかなわないこともあると分かってきました。先ほども述べたとおりルールが決まっているような作業であれば、 AIの方が間違いなく速く、正確にできます。

例えばチェスのようなゲームであれば、 AI は人間ではこなせないような対戦を自分のなかでこなし、学習することはできます。 そのため人間では思いつかないような手を打ち、人間は負け続けるわけです。

こうした状況で、議論の中心は「 AI 対人間」ではなく、 AI を使える人と AI を使えない人という対立構造になるはずです。つまり50代のみなさんがこれから考えなければならないのは、AI を使える人間になるために何をすべきかということなのです。

AIを使える人間になるために必要なことは?

では、 AI を使える人間になるために必要なことはなんでしょうか。ここでは必要な要素として3つ紹介します。

最新の知識を学ぶ

AIを使える人間になるためには、AIに関する最新の知識を学ぶ必要があります。つまり今、AIはどのようなことができるのか学んでおかなければなりません。そうしなければAIをどう使っていいかわかりません。

AIができること、これからできるようになることを学んでおけば、その技術を使っていかに自分の仕事の生産性を上げるか考えればよいだけになります。たとえば医療の現場では、 AIを使ってがんを発見する試みがなされています。

AI はがんに関するレントゲンを人間には到底及ばないぐらい読み込んでいます。その AI の判断を活用しない手はありません。こうしたAIの得意な部分を活用すれば、がんの早期発見に繋がります。間違いありません。

この活用は医者にとってもメリットですし、患者にとってもメリットになりますよね。こうした技術をうまく使うためにも、今 AI は何ができるのかをしっかりと学んでおくようにしましょう。

創造力を鍛える

以前から言われていることですが、 AIは物事を“想像すること”が苦手だと言われています。もちろんこのAIの苦手分野は現時点での話なので、今後は新しいものを創造する AI が登場する可能性はありますが、それでもそこには限界があるでしょう。

AIに今までの知識を教えてもらい、人間はそれらをうまく組み合わせながら、新しいものを生み出していくという役割分担が考えられます。つまり人間はAIと同じように、ただ答えがあるものをアウトプットするだけではダメだということです。

創造力というと特別な能力が必要だと思うかもしれません。しかし特別な能力が必要なわけではありません。日常の生活のなかで「もっとこうしたら便利になる」ということを常に考えているだけでも創造力が身につきます。

常に新しいことを学びながら、どうすればさらに仕事が楽になるか、生活が便利になるか、考える習慣を身につけましょう。

コミュニケーション能力を高める

AIは人間とコミュニケーションを図ることはできます。しかし、人間同士のコミュニケーションが必要とされることがあります。たとえば介護の現場でお年寄りとコミュニケーションを図るには、人間の“情”の方が求められるでしょう。

そこでAIは人間のサポート役として、必要な知識を人間に助言する役割になります。医学の知識など、日常の知識に関してはAIの方が覚えているからです。つまり、AIと同じように質問に答えるスタッフではダメです。

人間は質問されたことにただ答えるというだけでなく、温かみのある受け答えをしなければなりません。こうしたコミュニケーション能力は 鍛えることも可能です。コミュニケーション能力というと話すことだと思いがちですが、実際に重要なのは聞くことです。

相手の話をしっかり頷きながら聞くという習慣を身につけることで、コミュニケーション能力は高まります。どうしても話を聞いていると自分の意見を言いたくなりがちですよね。しかし、そこは自分の発言を抑えるべきです。そうすることで聞く能力が高まります。ぜひ普段から人の話を聞く練習をしていきましょう。

AIを使って生産性を向上しよう!

エンジニア職でもなければ、50代はITが、さらにAIなど門外漢の人も多く、仕事が奪われると危惧する人も少ないでしょう。

しかし、AI は人間の仕事を奪うものではなく、人間の生産性を向上させるツールになるはずなのです。そのためには AI を使える人間にならなければなりません。もっと言えば、50代役職者ともなれば「AIを使う人を使う」ためのマネジメント能力やプロデュース能力が求められる時代となるのです。

ここでは AI を使える人間になるために必要な能力について説明してきました。普段の生活でこれらの方法を実践してみてください。

福井俊保

プログラミング教室スモールトレイン代表

大学院で研究するかたわら、中学受験の指導を始める。指導歴は約20年。

現在はプログラミング教室スモールトレインで代表として、プログラミングの指導と中学受験の指導をしている。著書に『AI時代に幸せになる子のすごいプログラミング教育』(自由国民社)がある。

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