「50代からのちょっとワガママ…
50代からの転職・起業に挑戦するために!嫁ブロックの攻略法
人生100年時代と呼ばれる昨今「50代から転職・起業に挑戦したい!」という方は少なくないでしょう。
しかし自身のモチベーションがどれほど高くても、「嫁ブロック」によって挑戦が頓挫してしまう可能性はあり得ます。そこで本記事では、嫁ブロックの原因や攻略法について、くわしく解説をしていきます。
そもそも嫁ブロックとは?
「嫁ブロック」とは、転職・起業にチャレンジしようとする際、さまざまな理由からパートナーの理解を得られず、NGを出されてしまうケースの通称です。
もともとは採用担当やエージェントなどが業界内で使っていた専門用語でしたが、現在は一般に使われるケースも増えています。
実際に、転職・起業を希望する35歳以上の既婚男性のうち、約25%がこの嫁ブロックを経験しているといいます。さらに嫁ブロックをされたケースのうち約半数は、転職の内定を辞退しているのだとか。
また最悪のケースとして、意見の食い違いが離婚にまで発展してしまうこともあるようです。そのため嫁ブロックを無視して、自分ひとりでキャリアの決定をすることはおすすめできません。
このようにミドル・シニア層が転職・起業をする上で、家族・パートナーからの同意を得ることはひとつの大きな課題といえるでしょう。
嫁ブロックの代表的な原因3つ
嫁ブロックの代表的な原因は下記のとおりです。
- 年収が下がる
- 勤務地が変わる
- 労働条件が変わる
転職・起業によって年収が下がる場合、生活レベルが変わることへの懸念や、将来への不安が生まれ、反対を受ける可能性があります。加えて大手企業から転職をするケースでは、世間からの目を気にして、嫁ブロックにつながるパターンもあるでしょう。
さらに転職にともない引越しや単身赴任が必要になる場合など、家族の暮らしが大きく変わってしまうケースでも、賛成を得るのは難しいかもしれません。
また労働条件の変化で難色を示されるのは、例たとえば休日日数が減ったり土日に休みが取れなくなったりすることで、家族と過ごす時間が減ってしまう場合です。また残業が多そう、福利厚生が充実していないなどの原因も、嫁ブロックにつながりえます。
とはいえ、すべての嫁ブロックを「悪」と決めつけるのは早計です。ときには自分よりも家族のほうが、冷静な視点から客観的な意見を伝えてくれる場合もあるでしょう。
まずは「なぜパートナーが転職・起業に反対しているのか?」にしっかりと耳を傾けることが重要になります。
嫁ブロックの攻略法
嫁ブロックの攻略には、何よりも信頼関係を構築するための「コミュニケーション」が有効です。
前提として、転職・起業を実行に移す前には、事前に家族に相談することが欠かせません。また一方的に希望を語るのではなく、まずはパートナーにどのような不安があるのかを知り、理解を示すことが重要になります。
そのうえで、どうすればパートナーの不安が解消されるかをじっくりと話し合いましょう。
とにかく焦りは禁物です。家族・パートナーのことを真剣に考えていると態度で示して信頼を獲得していけば、それだけ理解が得られる可能性はあがります。
ぜひ本記事の内容を参考に、夫婦が互いに納得した状態で、新たなキャリアに挑戦してくださいね。