2021
02/15

専業主婦が未経験からフリーライターとして独立するまでに至った経緯とは?


ずっと企業で働いていた私は、結婚&出産を機に初めて専業主婦になりました。朝も昼も夜も働いて、会社にいる時間の方が圧倒的に長かった生活とは一変、専業主婦は毎日同じルーティンでやることは決まっているので、考えなくていい分、精神的にはとても楽でした。 企業で働いていた頃とは全く違った環境に最初は新鮮さを感じたものの、実は意外に自分の時間もあると感じて暇を持て余すようになりました。 この「暇を持て余す時間」が私のフリーライターとして独立するに至った経緯につながっています。 専業主婦としてまた違う働き方を見つけた私のフリーライター独立までの経緯を、勝手ながらご紹介させていただければと思います。

「暇を持て余す時間」はこう使った!

子供が生まれてから、子供の絵本を探しに何十年かぶりに図書館を訪れてみました。育児にも奮闘していたので、育児本を図書館で借りたのがきっかけかもしれません。 それ以降、私は図書館でいろんな本を借りて読むようになりました。 もともと小さい頃から本を読むのが好きだったのですが、ここで再熱したようです。 小説から育児本、ビジネス本、自己啓発本など興味がある様々なジャンルの本を読み漁りました。月に20冊くらいは読んだでしょうか… また、育児をしている中でその時の記録を残そうと子供のための日記を作ったのもこの頃です。字を書くのも好きでしたし、文を書くのも好きだったので毎日の日記は全然苦ではありませんでした。 この頃、正直言ってライターという職業に興味はありませんでしたが、今考えるとこの時の経験が今に生きているのかなと思います。

何か評価がほしいと感じる時期

専業主婦は、日々のルーティンで行う家事や育児の対価はありません。誰かから評価されるわけでもありません。 これまで10数年会社に所属して働いてきた私は、仕事での成果や実績はお給料や昇格によって評価されてきました。 専業主婦にはそれがない… きっと私は、自分がやったことに対して何か評価が欲しかったのかもしれません。 そこで、クラウドサービスでちょっとアンケートやレビューなどから始めてみようと思い立ったのが始まりです。 もちろん最初は10円、100円の報酬です。 チャリンチャリンと報酬を与えられるのが、今の私の評価だ!と思い、コツコツと続けていきました。 そこから2か月続け、今度は体験談などを執筆してみることに。 最初は500文字でも精一杯だったのですが、1か月も経つとすぐに1000文字2000文字とスラスラと書けるようになっていきました。 きっとここで生きてきたのは「暇を持て余した時間」で培った読書によるものですが、これに気づいたのはまだまだ先のことです。

読む人に何かを伝えたい!と感じるようになった時期

体験談やレビューなど簡単な記事を書いているうちに、だんだんと「これは誰が読んでいるのだろう?」「誰にとって得になるんだろう?」と思うようになりました。 「もっと読む人のためになるような記事を届けたい」と思うようになり、そこからいろんな記事に挑戦するようになりました。 転職記事や自分の持っているスキル(会社時代に培ったスキルやノウハウ)を伝える記事、得意なファッション記事や美容記事にも挑戦し、どんどん報酬を得られるようになりました。 とにかく記事数をこなしていくことを重点的に経験を積もう!と必死になった時期です。

評価を得られる喜びを知る

経験や実績を積むことでそれが評価として登録されていくので、クライアントからの発注も増えていき、気づいたときには同時に5社との継続契約が発生しているなど、たちまち「ライター」と呼べるようになりました。 記事数をこなしていきながらも大切にしていたのは、「誰かの役に立つこと」「読んでもらう時間を無駄にしないこと」「読んでためになる記事を書くこと」を心がけていきました。 修正にも真摯に応え、納期も守るなど社会人としてのマナーを守ってきたことにより、クライアントから信頼を得ることができたと思っています。 専業主婦としての仕事はしっかりしながらも、その中でフリーライターという自分なりの働き方を見つけることができました。 ライターという仕事は、いわば誰でもなれる職業だと思っているのですが、いい記事を届けるにはこれまでの経験や努力、仕事への向き合い方などが大事なのかなと感じています。 ネットから情報を得る人が増えたからこそ、ライターという仕事はもっとスキルが問われるのではないかと思います。

まとめ:努力することを忘れない

今でも読書は欠かさず続けています。 情報もですが、やはり正しい文章の使い方や語句を知るという意味で欠かしていません。 さらに、街へ出て情報収集したり、SNSでいろんな人とつながったりして情報を得るようにしています。フリーライターになれたからといって、良い記事を届けなければ意味がないので、良質な記事を書くためにはどうすればいいかを常に考えることが大事だと思っています。  

 

【執筆者】道面 梓

フリーライター。大手アパレル企業で10年間バイヤー・企画を経て、結婚、出産、育児、ライターの道へ。現在は主婦をしながらの活動で、様々なwebサイトや出版社で活躍している。3日で4PVや、ランキング1位などの実績を積み上げている途中。 周りにとても素敵でパワフルな50代の方、素敵な50代を迎えようとしている方が多く、「こんな50代になりたい」と思う日々。


仕事を探す
会員登録