厚生労働省は、希望すれば70歳…
老後に備えておきたい!貯蓄のために50代の今からできることとは?
今50代を謳歌している皆さんの中で、老後のことをイメージできている人はどれだけいるでしょうか。老後とは、定年退職して年金や預貯金、退職金などで生活していく時期のことです。実際に老後にはどれくらいの資金が必要で、そのために今からできることは何かをここでは紹介します。
安心して老後の生活が送れるように知識を得ておきましょう。
老後にはどれくらい資金があれば大丈夫?
老後の資金を考えた時に、皆さんが一番気になるのは「老後にどれくらいのお金が必要なのか?」ということではないでしょうか。
「老後資金2000万円問題」という言葉が、昨年注目されましたよね。これは、どういうことかというと、老後には「公的年金以外で1300万円〜2000万円資金が不足する」という問題定義の一つです。
この資金は通常の老後生活を送るために必要な金額として算出されていますが、各家庭によって収支の流れが違うため、この資金が絶対必要というわけではありません。しかし、老後に旅行をしたり、趣味を増やしたりとゆとりのある生活がしたいのであれば、この金額以上の老後資金が必要になってきます。
老後の備えとして今からできること4選
それでは、具体的に老後の備えとして今からできることをご紹介します。老後資金に関して不安な方はぜひ、参考にしてみてください。
私的年金の活用
公的年金以外で任意で加入できる私的年金を活用して、老後資金として使うことができます。例えば、厚生年金基金、個人年金保険など種類は様々です。その他の例はコチラ。
資産形成をする
資金に余裕があるのであれば、資産形成するのも一つの方法です。最近はFXや仮想通貨などの運用が定着してきていますが、老後には収入がないため、大きく損をした時にリスクヘッジできないのが難点です。できれば、値動きが緩やかな投資信託や少額投資が可能なつみたてNISA、株式、不動産などで元の資産を大きくしていくことで、老後にまとまった資金の確保を期待できます。
「シルバー人材センター」をチェック
シルバー人材センターとは、60歳以上のシニア世代向けの求人を豊富に提供しています。求人が多い職種をチェックしておくだけでも、今からそのジャンルについて学んだり、資格を取得したり準備ができます。人生100年時代もすぐそこ!60代はまだまだ働き盛りと言っても過言ではありません。老後を楽しみながらも無理のない程度に働いて資金を増やすことで、ゆとりあるシニアライフを送ることができますし、働いていると、体も心も若々しく保つことができます。
保険の見直し
50代になると生命保険、医療保険など様々な保険に加入している人が多いですが、保険の見直しをするのも老後の資金を増やすきっかけになります。
本当に必要な保険はどれか、本当にこの金額で続けていいのかなど見直しをすると、本当に必要な保険が何なのかが見えてきます。無駄な支出を省いて、老後の資金に回せるようにしましょう。
また、保険商品の中には変額保険やドル建て保険など貯蓄機能が備わっているものもあるので、そういったものに移行するのもいいかもしれません。
住居のコンパクト化
今住んでいる住居をコンパクト化するのも老後の資金を増やす一つの方法です。戸建てもマンションも長年住んでいると、リフォームが必要な部分が出てきます。リフォームにかかってくるお金や、戸建てなら相続はどうするのかなど考えなければいけません。特に、老後が夫婦二人であれば、住居をコンパクト化して、病院やスーパー、駅などが近くにある物件へ住まいを変えるのも一つです。住居が小さくなることで、家賃や光熱費も安くなります。
豊かなシニアライフは老後資金がカギを握る
今すぐには老後の生活をイメージできないかもしれないですが、少しずつ準備をしていると、いざ老後を迎えた時に慌てなくて済みます。ゆとりあるシニアライフを送るには公的年金だけでは賄えないと言われているので、ぜひ今からでも始められそうな資金作りにトライしてみてはいかがでしょうか。
【執筆者】道面 梓
フリーライター。大手アパレル企業で10年間バイヤー・企画を経て、結婚、出産、育児、ライターの道へ。現在は主婦をしながらの活動で、様々なwebサイトや出版社で活躍している。3日で4万PVや、ランキング1位などの実績を積み上げている途中。
周りにとても素敵でパワフルな50代の方、素敵な50代を迎えようとしている方が多く、「こんな50代になりたい」と思う日々。