2019
06/07

騙されないで!副業にまつわる悪徳商法に注意!


年々副業への興味関心や注目が高まっています。さまざまな情報がインターネット上にあふれ、目にする機会も多くなりました。しかし、その人気の高さに乗じてトラップをしかけ、お金を騙し取ろうとする人も残念ながら存在します。

今回は副業を使った詐欺の具体例と予防法をご紹介します。

「絶対」「確実」「必ず」文句に注意!

スマホ1つで高収入、絶対に儲かるなどの言葉、高級ホテルのラウンジや高層ビルの夜景、札束の写真など。楽して儲ける、一攫千金などを夢見ているような人を狙った情報が錯綜している昨今ですが、絶対に騙されてはいけません。

怪しい男

社会経験が豊富なミドル・シニアの方なら、お金を稼ぐ大変さは身にしみて分かっていらっしゃるでしょう。楽に稼げる方法があるなら誰もがやっています。

それでも、弁護士ドットコムで「副業 詐欺」と検索すると、350件ほどの相談が上がってきます。泣き寝入りしている人もいるとすると、被害に遭われている方は想像以上に多いのかもしれません。

特に要注意なのは、いわゆる「情報商材」と言われるものです。商品が情報である場合、購入するまで内容が分からずお金を払って手に入れても何の役にも立たないような代物もあります。また、情報の質も根拠のない適当なものである可能性もあり適正価格もわかりずらいです。

例えば、こんな売り文句を聞いたことはないでしょうか。

「絶対に損しない投資の方法」

「確実に当てる!キャンブル裏ワザ情報」など。

そもそも「絶対」「確実」「必ず」という言葉をセールスで使うことは違法であり、この言葉が出てきた時点で詐欺だと思いましょう。違法とまでは言えなくても、「稼ぎたい、儲けたい」という気持ちに刺さるようなコピーはインターネット上にもあふれているので、目にしてもスルーしておくのが懸命なのです。

お金を稼ぐためにお金を払う?

仕事を始める前に、登録料、使用料、材料費、教材費などの費用が掛かると言って請求されるケースがありますが、そういう場合も怪しいのではないかと疑うべきです。

稼ぐために仕事をするのに、その仕事をするためにお金を払う必要があるのっておかしいですよね?

例えば、仕事斡旋詐欺。優先的に仕事を斡旋するという約束をして、ウェブデザイナーになるための教材費やセミナー受講料、会員登録料など、数十万円という高額な支払いをさせるというもの。支払っても仕事の斡旋がないどころか、業者と連絡が取れなくなるケースもあります。

もちろん知識を得るためのセミナーや勉強会への支払いは自己投資です。それでも高額の場合は簡単に手を出してはいけません。

仕事のオファーがあっても慎重に

他には、依頼通りに仕事をしたのに対価が支払われないケースもあります。請求書を出す段階になり「質が低い」などの不当な理由を付けられ支払いを拒否されたり、返金要求されたりというケースもあります。

対策としては、仕事を受ける際に依頼主の会社名や住所、電話番号、代表者名などは実在するか確認し、悪い情報がないかをインターネット上でも確認することです。

社会経験豊富なミドル・シニアの方は簡単には騙されにくいとは思いますが、騙す相手は一枚も二枚も上手。一歩会社を出ると、初めて知ることも多々あります。相手は全てを知った上で騙しにかかってきます。

自分なりの副業・複業・兼業に関する価値観、軸をしっかり持ち、少しでも疑わしい、不明なところがあるなら徹底的に調べてから判断しましょう。


仕事を探す
会員登録