2022
05/15

50代からのキャリアチェンジ、転職前にやっておくこと~Vol.96〜


50代男性
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろ子」。50代のお客様に寄り添ったアドバイスを提案申し上げます。どうぞお耳をお貸しくださいませ。

こんにちは。ひろ子ママです。
今まで同じ会社で長く働いてきて「10年、20年後も今と同じ会社で働いている自分の姿を想像できない」という理由から、転職を考えはじめる人もいるようです。そこで50代からキャリアチェンジする前にやっておいた方がいいことを紹介します。

過去にとらわれすぎないこと

一つの会社に長く勤めていると「会社の常識が世の中の常識であるかのような錯覚」を起こしてしまうことがあります。たとえば大企業から中小企業の責任者として転職した場合、以前の会社の経験ややり方を押し付けてしまって「浮いてしまう」ケースがあります。よかれと思って自分のやり方を伝えようとしても、信頼関係ができていないため拒否されてしまうことがあるのです。

またビジネス環境の変化によって、「過去にうまくいったこと」が現在では通用しなくなっていることもあります。新しい環境に移る際には、過去に経験や実績にとらわれすぎないことが大切です。

キャリアチェンジしたい理由を明確にする

「外部の会社でも通用するか挑戦したい」「人生100年時代だから他の仕事も経験したい」このような理由で転職を考える方もいるでしょう。年ごとに50代以降に転職する人の割合は増えていますが、キャリアチェンジしたい理由がはっきりしていないと、転職後「前の会社の方がよかった」と後悔することもあります。50代からの転職は年収が下がるケースもあるため慎重さも必要です。

「転職でどんな悩みを解消したいか」「どんなことを叶えたいのか」と転職活動をする前に考えてみましょう。明確にすると現職で解決できてしまうケースもあります。チャレンジしたいことがあればより具体的にすると、転職活動もスムーズにいきやすくなるでしょう。

社外の人とのつながりを財産に

転職について社内の同期に相談しても「年収も下がるし、50代だと厳しいよ」とネガティブな言葉が返ってくるかもしれません。そこで社外の人とつながりを作っておくことがオススメです。社外の人の違う視点での考え方、価値観を知ることでより柔軟な発想ができるようになり、転職活動にもいかすことができます。情報を提供してくれたり、相談に乗ってくれたりすることもあるでしょう。

しかし、この関係はお互いの信頼関係があった上で成り立つものです。困っている人がいたらサポートしたり、アドバイスしたりといった日頃からの「ギブする」姿勢が必要ですね。社外の交流会に参加しても人脈が広がらないという方は「〜を紹介してください」「〜をやるのでサポートしてください」と「もらう」ことが先になっていませんか。日頃の姿勢をぜひ振り返ってみてはいかがでしょう。

「明日もきっといい日になりますよ」ひろ子ママでした。

ひろこママ(ホワイト ver.)
「50代からのちょっとワガママな生き方」を準備する、仮想スナック「ひろこ」のオーナー
鳥取県生まれ、大阪市在住。多拠点生活に向けて活動中。
ブログ:https://snackhiroko.hatenablog.com/
不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。


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