2022
03/07

40代50代の転職が難しい理由とは? 中高年なりの戦い方で転職を成功させよう


ビジネスマン ジャンプ 汗

人生100年時代、セカンドキャリアを見据えて転職を考えるミドル・シニア層の社員が増えています。終身雇用制度が崩壊して転職が一般化した現代では、自社で若手を育てるよりも、中途採用で「即戦力」を補填する戦略をとっている企業も少なくありません。

また2007年には雇用対策法改正により、少なくとも表向きには年齢を理由に人材を選ぶことができなくなりました。

このような状況を考えると、40代50代の転職は有利なようにも思えます。

しかしパーソルキャリア株式会社の調査によると、転職成功者の平均年齢は2020年時点で32歳。同年の転職成功者の年齢割合は20代が最多の48.0%で、30代は36.2%に減少、40歳以上ではさらに急減して15.5%という結果でした。

若手に比べて40代50代の転職は一気にハードルがあがることがわかります。

では40代50代の転職を難しくしている要因にはどのようなものがあるのでしょうか。本記事ではミドル・シニア層の転職が難しい理由と、中高年の転職の戦い方を解説します。

40代50代の転職が難しい理由

企業が40代50代の採用に消極的な理由のひとつは「伸びしろ」です。

気力と体力があり挑戦意欲の高い30代は、すでに身につけている知識・スキルをまだまだ伸ばしていける可能性が高いでしょう。

しかしこのような気力・体力・意欲は40代後半から衰えてくるのが一般的。定年が間近になるということもあり、ポテンシャルが評価されて採用というパターンはなくなります。

また若手と比べると給与の高いミドル・シニア層は、それだけに求められるもののハードルが高く、専門性・マネジメントスキル・実績などの選考基準が厳しく設定されてしまうのです。

さらに30代40代前半と転職者より年下の上司が増えることも、採用をためらわせる要因。年上の部下は扱いにくいのではないか、前職での働き方からの切り替えが難しいのではないかと懸念されてしまうケースも少なくありません。

そのためほとんどの40代50代は書類審査の時点でふるいにかけられてしまうのが現状です。転職可能な企業は、実際に募集されている求人数以上に少ないといえるでしょう。

40代50代が転職を成功させるには?

このように30代と比べると、何かと条件が不利な中高年の転職。

しかしなかにはミドル・シニア層の採用に積極的な企業もあり、そのような企業と巡り会えるかどうかが転職成功を左右する重要なポイントになります。

例えば介護・建築・運送・不動産・飲食などの業界は、年齢を問わず人材を募集していることが少なくありません。これらの業界は業務経験がなくても豊富な人生経験やビジネスマナーを活かせる場面が多く、20代30代よりも戦力として期待されやすいのです。

もちろんこれまで培ってきた知識・経験・スキルを、ポテンシャル以上に評価してくれる企業を探すのもひとつ。

その場合、自身の能力で企業にどのような貢献ができるのかを明確にアピールすることが重要になります。また業界特有の専門スキルに加え、マネジメント能力・人材育成の経験・人脈・人間性などの強みを訴求することで、30代との差異化をはかれるでしょう。

ミドル・シニア層の転職に強い転職サイトや転職エージェントを利用するのもおすすめです。40代50代の人材を効率的に見つけられるうえに、転職エージェントであればキャリアアドバイザーが自身の市場価値や強みを客観的に見極めてくれます。

「とにかく行動」が転職成功の鍵

ミドル・シニア層なりの転職の戦い方があるとはいえ、基本的に年を取れば取るだけ転職可能な企業の数は少なくなっていくのは事実。「まだ転職の決心がつかない」「転職しようと思うけど腰が重い」と迷っているうちに、どんどん可能性が狭まってしまいます。

転職先について最低限の条件を決めたら、とにかく転職に向けて行動してみましょう。

実際にさまざまな企業を見ていくなかで本当にやりたい仕事を発見したり、現在の仕事が自分に向いていると分かったりと、気付きがあるかもしれません。

「考えてから行動」ではなく「行動しながら考える」が理想的なセカンドキャリアを実現する最大のポイントです。


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