働く期間が長くなり、部下が年上…
社会人インターンって何? 参加する意味とは
インターンと聞くと学生がするものというイメージがありませんか。しかし今は社会人インターンというものもあります。つまり企業に属しながら他企業へインターンに行けるというものです。そもそも社会人インターンとはどのようなものなのでしょうか。また社会人インターンをするメリットはあるのでしょうか。ここでは社会人インターンの探し方も紹介します。
社会人インターンのメリット
社会人インターンのメリットには何があるのでしょうか。ここでは企業側と社会人側に分けて説明します。
企業側
企業側が社会人インターンを行う意味としては、外部の知識を得たいという目的があります。新しいことに挑戦する際に、自社にそのノウハウがなければ、外部から取り入れたいですよね。ただその際にいきなり外注するというのはリスクが高いです。
外注よりはワンデイインターンも含めて、短期でまずは関わってもらい、自社にとってメリットが大きいのであれば事業に参画してもらうという形がとれます。
そういう意味では学生のインターンと似ています。自社にとって必要な人材であれば副業という形か、もしくは転職してもらうこともできるわけです。現在、オンラインでの面接も増えており、雇用のミスマッチにならない工夫が必要になっています。
社会人インターンとして関わってもらうことで、雇用のミスマッチが防げるのは非常に大きなメリットでしょう。
社会人側
社会人だとしても他社の事業に参加するというのは、非常に刺激になります。知識や経験が増えてくるわけですから、キャリアアップにもつながるでしょう。また他社へ行った際に自分の評価がどうなるのか、市場価値がわかるというメリットもあります。
転職を考えている方であれば、自分の市場価値がどれくらいなのか知りたいですよね。転職活動をする前に、そもそも自分の市場価値はどの程度なのか、今の会社はその市場価値に見合った評価をしてくれているのかなど、社会人インターンで確認できるでしょう。
社会人インターンの種類
社会人インターンには主に3つのパターンがあります。
ワンデイディスカッション
ワンデイディスカッションのように1日のみの社会人インターンもあります。オンラインでディスカッションする形なので、非常に参加しやすいというメリットがあります。
ただワンデイディスカッションなので報酬は出ないことが多いでしょう。企業としては、インターンというよりも、自社のサービスの説明をするという意味合いが多いように感じます。
短期インターン
3ヵ月以内の短期で開催されるインターンもあります。インターの形によってさまざまですが、フルタイムでのコミットを要求されるものもあります。
長期インターン
長期インターンで行われるものもあります。長期の場合は、副業に近い形で関わっていくものが多いです。ただ長期インターンの場合は報酬も発生するので、成果を出す必要があります。そういう意味では副業に近い形での参加になるでしょう。
社会人インターンをはじめる方法
ここまで社会人インターンについて紹介してきましたが、ではどのようにすれば社会人インターンに参加できるのでしょうか。企業は社会人インターンを自社のホームページや、求人サービス、インターン募集サービスで行っています。このなかでも50代のみなさんが社会人インターンとして参加しやすいのは、インターン募集サービスを使った方法でしょう。
インターン募集サービスのなかでも社会人インターンに特化したのが、「サンカク」というリクルートが運営するサービスです。こちらは社会人に特化しているため、案件も非常におもしろいものが多く、50代のみなさんの参加しやすいものが多いはずです。
社会人インターンに興味がある方は、登録が簡単にできるので、まずはサイトに登録して応募してみることをオススメします。
積極的に社会人インターンに参加してみよう!
先ほどの「サンカク」というサイトを見てみるとわかりますが、ディスカッションだけの社会人インターンもあります。もちろん選考もあるので申し込めばどの企業でも参加できるわけではありませんが、自分のキャリアが役に立つ募集案件も多いでしょう。
申し込みは気軽にできるので、興味のあるものには積極的にエントリーしてはいかがでしょうか。そうすることで50代のみなさんのキャリアがさらにアップすると思いますよ。
福井俊保
大学院で研究するかたわら、中学受験の指導を始める。指導歴は約20年。
現在はプログラミング教室スモールトレインで代表として、プログラミングの指導と中学受験の指導をしている。著書に『AI時代に幸せになる子のすごいプログラミング教育』(自由国民社)がある。