2021
09/03

高1時代の大谷翔平でも描けた! 50代からの転職を叶える秘技「マンダラチャート」


メジャーリーグ 大谷翔平 二刀流

一億総活躍社会といわれる現代。長期的なライフプランを考えれば、40代50代での転職はむしろ現実的な選択肢のひとつといえます。

しかし実際に転職をしようとすると、考えるべきことが多すぎて身動きが取れなくなってしまうという人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では目標設定とそのためのタスク設定に効果的な「マンダラチャート」を紹介します。メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手も花巻東高校野球部1年生の時すでにプロ野球進出への目標設定として制作し、夢の実現へ向けた一つひとつの行動を着実に実践できたツールなので、効果は実証済み。

転職を検討している方はぜひチェックしてみてください。

転職のために目標を明確にしよう

いざ転職をしようと決めたら、具体的にどのような取り組みをしていくのか課題の明確化が不可欠です。課題が曖昧なままだと、何から着手すべきか迷ったり、計画が後手に回ったりして挫折につながります。

また場当たり的に転職先を決めてしまうと転職後に「イメージと違った」と後悔したり、キャリアプランからかけ離れた企業を選んでしまったりする可能性もあるでしょう。

着実にステップアップをするには、理想のキャリアプランを構築する、自身の強みを明確にする、スキル・資格・知識を身に着けるなど多角的な視点が欠かせません。

この「多角的な課題設定」をし、課題解決のための具体的行動を設定するのに効果的なのが「マンダラチャート」です。

課題とタスクの設定に効果的なマンダラチャートとは?

マンダラチャートは3 ✕ 3マスを計9つ(9 ✕ 9マス)用意して中心にテーマを、周りにテーマに関連する項目を記入していくというもの。もともと思考を深めたり、アイデアを発想するのに役立つツールとして、1979年に株式会社クローバ経営研究所の松村寧雄氏によって開発されました。

しかしマンダラチャートの汎用性は高く、目標設定と、目標達成へ向けた行動計画立案への応用も可能です。

あの大谷翔平選手も、高校1年生のときからマンダラチャートを利用していたことで有名。当時の実際の目標設定シートを見ると「ドラフト1位で8球団から指名される」という目標を掲げ「体づくり」「スピード160km」といったフィジカル面の

トレーニング内容だけでなく、「メンタル」「人間性」さらには「運」など、多角的な視点から課題を設定していたことが分かります。

このような周到な計画と行動計画が、現在進行中の数々の偉業につながっているのですね。

もちろんマンダラチャートは転職のプラン設定にも有効です。転職成功までのプロセスが明確になるだけでなく、大きく8つの視点から目標達成を目指すというツールの性質上、視野狭窄に陥ることなく理想的な転職を目指せるでしょう。

転職マンダラチャートの制作手順

ではここからは転職マンダラチャートの作成手順を図解つきで紹介していきます。

まずは9 ✕ 9マスをつくって中心に核となる大目標を記入しましょう。今回の大目標はもちろん「転職成功」です。

マンダラチャート 核 大目標

次に周りの8マスに、大目標を達成するための中目標を記入します。今回は例として下記の8つを記載してみました。

マンダラチャート 核を囲む 中目標

ポイントは理想的な転職を成功させるためにどのような要素が必要かを、できるだけ多角的に考えること。企業探しやさらなるスキルアップといった転職に直結する内容だけでなく、挫折の予防策を考えたり、転職後の長期的な未来を見据えたりすることで、今やるべきことがより明確になるでしょう。

決まった中目標は周囲を囲む8つの3 ✕ 3マスの中心にも記入していきます。

マンダラチャート 中目標を囲む 行動 タスク

あとは中目標を達成するための具体的なアクション計64個を記入すれば、あなただけの転職マンダラチャートの完成です。

マンダラチャートで転職の夢を叶えよう

目標設定とタスク整理に効果的なマンダラチャートについて、概要と作成手順を解説しました。

「転職をしたいけど何からはじめたらいいか分からない」と悩んでいる方は、ぜひ本記事の内容を参考に転職マンダラチャートをつくってみてください。思考が整理されて前に進む道筋がはっきりと見えてくるはず。

また完成したマンダラチャートは定期的に見直すことで、次にやるべきことが明確になるだけでなく、つねに初心を思い出して転職成功の活力を得られます。過去に転職しようとして挫折した経験があるという人にもおすすめです。

自分だけの転職マンダラチャートをつくって、着実に転職の夢を叶えましょう。

 


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