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2021
07/07

今からでも転職・再就職できる?50代女性のキャリア戦略と企業選びのポイント


中年女性 再就職 転職

 

女性にとって50代を見据えた時期は、今後の仕事を考える分岐点とも言えるタイミングです。子育てが一段落して再就職を考えたり、今までのキャリアを活かして別の企業への転職を検討したりする方もいるのではないでしょうか。

昔と比べてさまざまな生き方が選べるようになったものの、50代から新たなキャリアを築くためにはそれなりの勇気と戦略が必要です。そこで今回は、再就職や転職を成功させたい50代前後の女性へ、どのような企業・職場を選ぶべきなのかポイントをお伝えします。

50代女性の再就職・転職はなぜハードルが高いのか

老後資金のことやより充実した人生を考えた結果、「正社員として再就職したい」や「できるだけ良い条件で転職したい」という50代前後の女性は珍しくありません。しかし実際問題、20代や30代と比べて仕事の選択肢は限られやすいのが現状です。

理由のひとつとしては、50代は若者と比べて平均給与が高い傾向にあるため、企業側が「給与に見合った活躍をしてくれるだろうか」と慎重になりやすいことが挙げられます。また出産・子育てで一度社会から離れた方に対しては、「50代で社会復帰して、本当に働けるだろうか」と懸念する採用担当者もいるでしょう。

50代女性が転職・再就職を成功させることは決して無謀ではありませんが、まずは上記のような企業側の事情を理解しておく必要があります。

50代女性の転職・再就職には“女性活用に強い企業選び”が鍵

「女性の社会進出」という言葉を聞くようになり久しいですが、女性の活躍に対する積極度は企業によって差があるのが事実です。

厚生労働省が女性の雇用に関するパンフレットを制作したり、女性の活躍が進んでいる企業に「えるぼし」という認定マークを与えたりなど、様々な方法で女性の社会参加を後押ししてきましたが、まだ十分な状況だとは言えません。

そこで50代から女性が転職・再就職を成功させるためには、ミドル女性の採用や活用に対して知識がある企業を狙うのがコツです。書類審査や面接を突破しやすいのはもちろん、すでにミドル女性の働きやすい環境が整っている可能性が高いです。

また入社後に「理想としてた働き方と違う……」と後悔のないよう、自分の求める働き方を叶えられる企業かどうかリサーチしておくことも重要。経験を活かしてバリバリ働きたいなら女性管理職の登用に前向きな企業を、時短勤務など柔軟な働き方を希望するなら自由な風土の企業を選ぶことで、入社後のギャップを減らせます。

どんな企業を選ぶべき?女性の活躍を後押しする企業の事例6選

年齢や性別で差別することなく、女性のキャリア形成に前向きな取り組みをしている企業の事例を6つ紹介します。

下記はあくまで事例ですが、どのような点を意識しながら転職先・再就職先を選ぶべきなのか、自分に合った企業を選ぶためのヒントとしてぜひ参考にしてみてください。

株式会社永樂屋

永樂屋は仏壇や仏具を主軸に販売する企業で、パート従業員や女性が活躍できる職場作りに取り組んでいます。特に人事考課に力を入れているのが特徴で、会社への貢献度次第では立場に関係なく昇級や昇格が可能。ステップアップ研修制度も整っており、実際にパートで入社してから店長や管理職、取締役になった女性もいます。

また希望すれば70代まで働けることにより、子育てが落ち着いてからキャリアを積みたい方でも遅くはありません。50代からの転職や再就職となると「今からキャリアを積むのは無理」と考えがちですが、永樂屋のような高齢まで働ける企業であれば、50代からでも焦らずキャリアを積めるでしょう。

コストコホールセールジャパン株式会社

コストコといえば、食料品や日用品、生活雑貨が大量に販売されるスーパーとして有名ですが、企業の方針として誰でも活躍できる職場環境を積極的に整えているのが特徴です。

特筆すべき点としては、仕事の適正があれば性別や年齢問わず採用すること。2つ目はパートと正社員を同じ「時給制」で雇用、立場に関わらず社内公募で自由にキャリアアップを目指せることが挙げられます。

子育てなどで仕事にブランクがあり「いきなり正社員の仕事は荷が重い」と感じる方は、パートとしてまずは入社するのもひとつの選択肢。パートで地道に成果を出しつつ、時機をうかがい社内公募制度でキャリアアップを目指すのも良いかもしれません。

サイボウズ株式会社

中小企業向け業務改善サービスの開発・提供を軸とするサイボウズ株式会社は、在宅勤務や育休、副業などの多様な働き方をいち早く取り入れてきました。特に女性の活躍に関しては面白い取り組みをいくつか行っており、そのひとつがキャリアにブランクのある主婦を応援するインターンシップ・プログラムです。

再就職を目指す主婦が仕事感覚を取り戻すことをサポートするプログラムで、なかにはインターンシップ後にサイボウズへ入社した方も。本プログラムは現在開催されていませんが、サイボウズのような多様な経歴の人材を求めている会社もあるので、転職先探しの際はダイバーシティを重要視している会社を視野に入れるのもおすすめです。

井村屋グループ

大手食品メーカーの井村屋グループでは、事業所内託児所の設置や女性向けのキャリア研修など、女性のキャリア形成に早くから取りかかってきました。また今まで管理職になれるのは総合職のみでしたが、現在は一般職や地域限定職にもチャンスが到来。少しずつではあるものの、女性管理職の割合は高まっているようです。

実際に現在(2021年7月)の社長が、入社時はアルバイトの女性だったということからも、実力があれば立場や性別関係なく活躍できることを示しています。井村屋グループのような大企業に中途で入社するハードルは高いですが、大手ならではの安定した職場で働きたい場合は、女性の採用や登用の実績が豊富な企業を中心に応募するのも良いでしょう。

株式会社インテリックス

株式会社インテリックスは、カーテンの製造を主軸として手がける和歌山県のメーカーです。女性の活躍を推進している取り組みが認められ、「えるぼし」という女性活躍推進法に基づく認定マークを厚生労働大臣から受けました。

専門的な知識や技術が必要な施行技術職の仕事は今まで男性のみでしたが、現在では女性も積極的に登用するように。そのほか、有期雇用スタッフの正社員登用や、介護休暇を取りやすい環境の整備なども推し進めています。

「優れた技術があれば性別や年齢は関係ない」という企業は今や珍しくないので、今まで磨いてきたスキルを活かしてキャリアアップしたい方は、まずは気になる転職先の女性登用実績を調べてみるのもおすすめです。

株式会社丸久

スーパーマーケットといえば女性が多い職場でもありますが、従業員の内訳を見るとパートがほとんどであるケースが少なくありません。そこでパートの女性たちに正社員として活躍してもらおうと動き始めたのが、山口県でスーパーマーケット事業を行う丸久です。

具体的には女性向けキャリアセミナー実施女性限定の副店長募集のほか、正社員からパート・契約社員への転換を可能とし家庭と仕事を両立しやすい制度を用意しました。

丸久に限らずスーパーなど接客業の職場は、女性が多いことからすでに働きやすい環境が整備されている傾向にあります。また接客業のなかには専門知識が不要な職種も多く、キャリアにブランクがある方でも比較的挑戦しやすいでしょう。

転職・再就職に向けて専用のサービスを使うのもおすすめ

転職・再就職を効率的に成功させたいなら、50歳前後の世代や女性に特化したエージェントやサービスを利用するのもおすすめです。

キャリア女性のための転職エージェントや、キャリアにブランクのある主婦層をサポートする求人サイトなど、それぞれのキャリアや状況によって適切なサービスは異なります。

そのためまずは、自身の転職・再就職を成功させるためにはどのようなサービスが合っているのか調べるところから始めてみましょう。