「55歳の退職ストーリー」前回…
「55歳の退職」から10カ月、目星がつき始めました!〜55歳の退職ストーリー(13)〜
みなさん、キャリア50で人気を博した連載『55歳の退職ストーリー』を覚えていますか?
その後が気になっているあなたのために、あのF・Nさんが近況を報告してくれました!
55歳の退職ストーリー、その後
楽ちんで給与も良かったAIベンチャーを「興味がわかない」「死ぬとき後悔したくない」というダメな若者が言いそうな理由で、次も決めずに辞めてから一年近くが経ちました。
その間、特に劇的なことが起こるなんてことは勿論なく、実に平々凡々とすぎてまいりました。
まーそんな、まったりした生き方でも、この先の方向が少し見えてきましたので、またポツポツと近況報告していきたいと思います。 何とかなるさ感を共有できれば喜ばしい限りです。(どうでもいいですが、劇的な展開を夢想して宝くじを買ったんですが、最下賞2本…これが再開の動機といえば動機かも)
さて「で、今どうなってんの?」ということですが…
大丈夫です、サラリーマンに戻ったりはしていません、極めて無職に近い状況をキープしております!
2度ほど危うく就職しそうになりましたが何とかこらえ、今は個人事業主として3社の業務委託で家賃程度を賄えています。
しかし「先に手放せば、新しいものが入ってくる」ってよく聞くけど、56歳の私にも「社員になって一緒にやらない?」と2社から声が掛かりました。
やりたいことじゃ無かったものの、不安もあり「よし一旦辞める根性はみせた、流され続けたわけじゃない」と就職しようとする私と、「入社しても、また1年後に辞めるよ、だったら前の会社でよかったじゃん」という私・・・結局、前職を辞めるときの心に立ち返り、就職はせず今に至ってます。
50過ぎるとチャンスが無い的なことがよく言われるけど、前述のように、実感としてはそんなことないと思うなー
・大企業でないと
・今のポジションじゃなきゃ
・給料は同等
・今更、実務はイヤ
とか色々条件つけたら確かにそうかもしれないけど、
逆に、いくつか譲れば全く違う状況、まだまだチャンスは満載
・給料は下がったけど「好きな仕事がやれている」
・ベンチャーだけど「若い奴から頼られている」
・忙しいけど「お客さんの喜ぶ顔が直に見える」
譲ったものは、違う形で返ってくるような気がする。
お金にしか価値を見ないと、50過ぎでチャンスを得る人が少ないのは事実かも
価値は色々なことに、ところにあるんだけどね
会社を辞めて、無収入になって一番変わったことは、この価値観のような気がします。
会社を辞めて、「給料が下がったらどうしよう」「無収入になったらどうしよう」という辞めるかどうか考えていた時の恐れが、無収入という事実に変わりました。
事実になったとたんに想像していた過剰な恐れ(二度と収入がなく、病気にもなって、投資にも失敗してマグロ漁船に…)は消えました。
人間かってなもんだね、そうすると考え方が変わり、見えなかった価値や魅力が見えてきた気がする。
月給50万円の人が30万円の仕事を見ると
⇒20万円下がる、どうやって埋めよう
辞めて無収入になってから見ると
⇒30万円ももらえるのか、いいな しかも、こんな魅力もあるじゃん
例えればこんな感じ
辞めてみて、私の世界は確実に広がったと思う、楽にもなったし。
全然話が違うのだけど、この期間に心臓の手術をしたのですが、そこで感じたことも今に結構影響があった気がする。またお伝えしたいと思います。
タイトルに書いた「目星」まで行き着きませんでした、これも次回ということで。
では、また!
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