兼業
たまに聞く有限会社、合同会社ってどんな会社? ~創業のチュートリアル⑦~ »
7回にわたってお送りしてきた創業のチュートリアルも今回で最終回です。中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、最後は株式会社以外の様々な創業の形態について紹介します。 株式会社だけが企業の形じゃない 個人事業主や労働者、主婦や学生といった個人の他、組合事業をサポートする法人などが組合員となった組織を「企業組合」といいます。法人格を取得するには所管行政庁の認可が必要です。メリットとして、税制上の優遇措置や組合員に勤労者の地位が与えられること、営利を追求できる組織であることなどがあります。また、組合員は出資金以上の債務弁済の責任がなく、出資額に関係なく議決権、選挙権が平等に […]
個人と法人って何が違うの? ~創業のチュートリアル⑥~ »
本シリーズも残す所あと2回。前回は公的な補助金や融資制度についての話をしました。引き続き中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、今回は個人事業主と法人の違いについてチェックしていきます。 人数や規模の差だけではない、個人と法人の違い 個人事業主になるには、極端に言えば開業届を出すだけでよく、事業内容も自由で変更に制約はありません。対して法人は会社設立登記手続きに手間と費用がそれなりにかかる上、事業の内容を書類に明記した上で変更の度に手続きが必要です。また経理事務の面でも会計帳簿や決算書類などの作成をしなければならず、事務作業の負担は多くなります。 法人になるメリット […]
補助金や融資の支援が欲しい時は ~創業のチュートリアル⑤~ »
シリーズ「創業のチュートリアル」として、中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、今回もお金に関連した話を見ていきます。国は雇用創出や経済の活性化のために、創業する人へ補助金や融資を含めた様々な支援を行っています。 国からの支援を活用しよう 国から創業者への補助金として、「地域創造的起業補助金」があります。対象者は個人開業又は会社を起業し代表となる者。条件として、【①事業の独創性・需要や事業計画書の妥当性が見込めるもの。】【②産業競争力強化法に基づく認定市区町村における創業であること。また認定市区町村又は認定連携創業支援等事業者から、認定特定創業支援等事業を受ける者であ […]
知らなかった、小切手と手形の使い方 ~創業のチュートリアル④~ »
前回に引き続き、中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」よりこれから創業したい方向けの情報をピックアップしていきます。前回までで「事業計画書」について解説し、金銭関係の話もしたので今回は事業者同士の取引で盛んに利用される小切手や手形に関してお話します。 現金要らず、小切手の使い方 小切手でお金を支払う側を振出人と呼びます。この振出人が自分の取引銀行に支払いを委託する証券が小切手です。銀行を利用した取引なので、銀行口座を開いていなければ使うことはできません。商取引では個人間のものより大きな金額が動くケースが多く、現金で支払うのは物理的に困難だったり危険が伴うことも。そこで小切 […]
やっぱり気になるおカネまわり ~創業のチュートリアル③~ »
中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、創業に役立つ知識をご紹介する本シリーズ。前回は創業する上で欠かせない事業計画書の前編として、「事業の構想」と「具体的な事業内容」について解説しました。後編の今回は「創業時の資金計画表」と「損益計画表」について見ていきましょう。 お金の問題を見える化する 前回の「具体的な事業内容」である程度必要なお金に関して書きましたが、今回はその調達方法を整理します。 まずはタテに長い長方形を書き、さらに真ん中でタテに分けてください。左側には必要な資金の名目と金額を、右側には資金調達先のアテと金額を記入していきます。これが「創業時の資金計画表」 […]
私の未来図、事業計画書を書こう ~創業のチュートリアル②~ »
引き続き、創業にあたって大事なことを中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」よりご紹介していきます。前回は創業に必要な心構えに関してお話しました。今回はより具体的な計画を立てようということで、事業計画書の書き方について前後編でご説明していきます。 「事業構想」でビジョンを明確にする。 事業計画書には通常「事業構想」「具体的な事業内容」「創業時の資金計画表」「損益計画表」の4つが含まれます。最初に説明する「事業構想」は事業の大枠を示すものです。詳しく書くよりも全体を捉えることを大切にしてください。 主な項目は「創業の動機」=なぜそれをやりたいのか、「事業の概要」=誰に何をどの […]
企業の意識調査でわかった 「副業OK・NG」それぞれの言い分【後編】 »
株式会社リクルートキャリアが2018年9月に実施した「兼業・副業に対する企業の意識調査(2018)」をもとに、「副業OK・NG」それぞれの言い分を紹介しています。前編では、副業を認めている企業の占める割合、容認理由、企業が副業社員に要求することについて解説しました。 後編では、現在副業・兼業を禁止していて「将来的な副業解禁についても検討していない」と答えた企業の職種、副業を禁止している理由および背景について紹介します。 副業解禁「検討もしていない」企業の業種とは? 「将来的な兼業・副業の解禁を検討をしていない」と回答した企業について業種別に見てみると、第1位は金融・保険業・不動産業、そして建設 […]
企業の意識調査でわかった 「副業OK・NG」それぞれの言い分【前編】 »
政府主導の働き方改革により副業容認の大企業が増えつつありますが、まだまだ副業解禁が主流とは言い難い状況にあります。それでは、企業はどのような理由から副業を容認またはNGにしているのでしょうか。リクルートキャリアの調査を用いて副業OKとNG、それぞれの企業の言い分について、前編と後編、2回に分けてご紹介します。 今回は、副業容認の企業についてその割合、意外な容認理由、そして副業に関し社員に要求していることについて紹介したいと思います。 副業・兼業を容認している企業は前年度に比べ増加 株式会社リクルートキャリアが2018年9月に実施した「兼業・副業に対する企業の意識調査(2018)」では、人事部も […]
50代から始める「挫折しない副業」 (4)めざせ「複業」 »
ミドル・シニアから始める副業継続のコツ、最終回は「めざせ“複業”」です。複業はパラレルワークとも呼ばれ、本業がメイン、副業がサブではなく、複数の仕事を同時進行、つまりパラレルで行うことを言います。なぜ、副業から複業を目指した方が良いのか、メリットと注意点を踏まえて説明しましょう。 「複業」のメリット 副業の場合、あくまでもメインは本業で、収入、時間、体力の大部分はメインの本業に使われます。そのため万が一、本業が立ち行かなくなった場合、大幅な収入減につながります。 しかし複業は、仕事によって収入の差はあるものの複数の収入源があるため、本業に依存しない働き方が可能です。社外での経験や実績により、本 […]
50代から始める「挫折しない副業」 (3)ときどき自分をほめてみる »
「理解者・相談者を作ろう」「楽しもう・休もう」と続いてきた、ミドル・シニア世代で始める副業継続のコツ。3回目となる今回は、「ときどき自分をほめてみる」です。自分のほめ方なんてさっぱりわからない、という方もご安心を。さまざまなほめ方を紹介しますので気軽にチャレンジしてみてください。 本業で忙しかったり疲れたりするので、副業のモチベーションを維持するのは難しいもの。だからこそ「副業を頑張る自分はすばらしい!」とぜひ声に出して自分をほめてみてください。ほめることで自己肯定感が高まるため、物事に対しても前向きな気持ちで取り組めるようになります。自分をほめることはモチベーションを維持するひ […]