複業
【欧米の副業事情】アメリカの就労形態と保険(アメリカ後編) »
日本の企業でも副業解禁というニュースが耳に入ってくる昨今、欧米における副業事情について興味を持たれる方も多いと思います。アメリカの副業事情について取り上げた前編では、労働時間、健康問題に関する法令・制度をご紹介しました。 【欧米の副業事情】アメリカの副業に対する労働環境や制度(アメリカ前編) アメリカにおいては副業に関する法令や労働時間の上限がないことが分かり、個人での判断や対応が求められていることが見えてきました。後編では、雇用以外の副業と社会保険について取り上げます。 新しい就労形態の労働 「独立請負」、「オンコールワーカー」、「派遣労働者」、「請負企業から共有 […]
【欧米の副業事情】アメリカの副業に対する労働環境や制度(アメリカ前編) »
【欧米の副業事情】シリーズ、今回はアメリカです。ヨーロッパとアメリカの副業事情は、日本と大きく違うところはあるのでしょうか? 副業人口 アメリカにおける2017年の副業人口は755万人。労働人口全体に占める割合は、4.9%でした(注:この数字には複数就業者数には自営業者のデータが含まれない)。複数就業者数は1980年代に増加傾向にあったものの、1994年以降の20年間は全ての年齢層で減少傾向にあります。 男女別でみると女性の方が若干多くなっています。年齢階級別では20-24歳が最も高い5.9%で、これに続くのが65歳以上の3.9%。人種・民族別の統計では、アフリカ系が5.3%、白 […]
【欧米の副業事情】ドイツの労働環境や制度(ドイツ後編) »
欧米の副業事情についてシリーズでご紹介しています。ドイツの前編では、副業事情に大きく関わる「ミニジョブ」制度についてご紹介し、副業人口について見てきました。 【欧米の副業事情】ドイツのミニジョブ制度(ドイツ前編) 後編では、法令・制度、労働時間・健康管理、社会保険について見ていきます。 法令・制度 ドイツでは、副業に関し雇用契約等で「制限」は可能であっても、理由を問わず一律に全面禁止することは認められていません。雇用側は「正当な利益」に影響を及ぼさ無い限り、従業員の副業に「同意する義務」があります。 正当な利益に影響を及ぼすケースとしては、競合他社での副業、類似事業を起業し現雇用 […]
日本もこうなる!?欧米の副業事情フランス【後編】 »
海外の副業事情をご紹介するシリーズ。前編では副業人口、就業形態、従事する職種そして、法令・制度についてご紹介しました。後編では、労働時間・健康問題、そして社会保険に関する状況を見ていきます。 日本もこうなる!?欧米の副業事情フランス【前編】 労働時間・健康問題 フランスでは労働時間は厳しく規定されています。法定「最長労働時間」というものがあり、雇用主だけではなく、「労働者」に対しても順守責任を規定している、という点が特徴的です。 最長労働時間は原則として、1日10時間、1週間で48時間(もしくは、12週間の平均で44時間)となっています。これは複業労働者にも適用され、合計労働時間 […]
日本もこうなる!?欧米の副業事情フランス【前編】 »
日本で「副業・複業」の波が広がりつつある中、厚生労働省の要請で実施された欧米の副業事情に関する調査。今回はフランスの副業事情についてみてみましょう。前編では副業人口、就業形態、従事する職種そして、法令・制度についてご紹介します。 副業人口 2016年のフランスの副業人口は139万人で、労働人口全体の5.4%を占めています。このうち主業が雇用労働者という人の割合は119万人で副業人口の約85.9%、労働人口全体の5.2%に当たります。この割合は2003年以降、ほぼ5~6%で安定。副業人口に占める女性の割合が80%、年齢としては40歳以上のミドル・シニア層が74%という結果になってお […]
日本もこうなる!?「欧米の副業事情」【イギリス・後編】 »
「欧米の副業事情」ということで、海外の副業に関する現状を国別にご紹介するシリーズ。イギリスの現状について、前編では副業人口、就業形態、職種について見てきました。後編では、法令・制度、労働時間・健康管理の考え方、そして社会保険について取りあげます。 法令・制度 副業に関する法令としては「明示の特約がない限り、原則として、雇用主は勤務時間外の自由時間において労働者が就労することを制限できない」というものがあります。雇用主が副業を禁止または制限できるのは、基本雇用主の事業に損害を与える場合、つまり競業の場合です。雇用契約に条項としてその旨を盛り込むことができますが、法的規定ではありません。 イギリス […]
日本もこうなる!?「欧米の副業事情」【イギリス・前編】 »
日本では「副業・複業」が新しい働き方の一つとして受け入れられつつありますが、海外ではどのようになっているのでしょうか? 厚生労働省の要請に基づき、労働政策研究・研修機構が「諸外国における副業・兼業の実態調査」として、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカの4か国の副業の現状について調査を実施しました。調査によると、副業に関する制度的な障壁がそれほど高くないとみられていた欧米諸国でも、実際に副業を行っている層は限定的、という面白い結果が出ています。 さらに、制度についても欧州各国とアメリカでは違いがあることが分かりました。調査の対象となった4か国について、副業人口、就業形態、職種、制度・法令、社会 […]
実態調査にみる「50代からフリーランス」始める前にココをチェック!【後編】 »
ランサーズが実施したフリーランスの実態調査2018年版から、フリーランスの現状や特徴についてご紹介しています。前編ではフリーランスの経済規模、満足度とモチベーションそして種類についてとりあげました。後編ではフリーランスの年収や問題点、そして今後の広がりの可能性について見ていきたいと思います。 フリーランスの年収 まずフリーランスの年収についてみてみましょう。年収は平均で186万円(昨年は165万円)。種類別の平均では、複業系隙間ワーカーが74万円、複業系パラレルワーカーが154万円、自由業系フリーワーカーが157万円、そして自営業系独立オーナーが356万円となりました。フリーランスの年収が個人 […]
実態調査にみる「50代からフリーランス」始める前にココをチェック!【前編】 »
「50代でフリーランスを始める」と聞いたとき、どのようなイメージが頭に浮かびますか?「自由に働くことができる」、「自分の能力を活用して働ける」といったプラス要素と共に、「収入が不安定」、「仕事探しはどうしたらいいのか分からない」といったマイナス面も浮かぶと思います。 今回は、ランサーズが実施したフリーランス実態調査2018年版からフリーランスの現状や特徴を把握し、50代からフリーランスを検討する際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。 フリーランスの経済規模 フリーランスという働き方は今、日本の経済においてどのような位置づけなのでしょうか?フリーランスの経済規模は日本の総給与支払額の1 […]
ミドル世代は副業活動に対し、多世代よりも「本気度が高い」 »
インテージリサーチが実施した「副業に関する意識調査」についての後編です。 前編はこちら>> 「副業」は新しい働き方として広がっていくとみられていますが、今現在多くの人はどう感じているのでしょう。前編では「副業や副収入を得ることを意識した活動」についてのデータをご紹介しました。後編では、リサーチから明らかになった「今後やってみたい副業」と「副業や副収入を得る活動を行う理由」について見ていきます。 まず、「今後やってみたい副業」についてですが、男女間の傾向としては男性は投資関連、女性は創作系の仕事を副業としてやってみたいと考えているようです。これらの結果は「現在行っている副業」と重な […]