シニア
創業、私にもできますか? ~創業のチュートリアル①~ »
副業をはじめる近道の一つとして起業が挙げられます。 でも、事業を始めようと思っても何から手を付けてよいかわからない。そんな人向けに、中小企業庁の創業・新規事業促進課が発行している冊子「夢を実現する創業」があります。今回から始まるシリーズ「創業のチュートリアル」では同冊子内から情報をピックアップして紹介していきます。 ズバリ、創業者になるのに必要な資質とは! もちろん法的に必要な手続きもたくさんありますが、事業を起こす上で大切な心構えと視点があります。 まずは情熱と信念。やりとげるという固い意志がなければ、創業は出来てもそれを継続することはできません。そして優れた独創性も必要です。今の時代、競合 […]
みずほ総研「副業・兼業の可能性」から読み解く ミドル・シニアの未来【広がり編】 »
前回の「副業・兼業の可能性」から読み解くミドル・シニアの未来【現状編】に続き、副業・兼業がどのような可能性をもっているのか、その展望についてご紹介しましょう。 副業が経済を活性化 みずほ総研の算出によれば、副業の潜在的希望者は2200万人。副業を希望する多くの人たちが、実際に副業をできるようになれば経済活性化が期待できます 。 仮に、潜在的希望者が副業をした場合、短期的に1~2兆円程度の賃金増加が見込めるとのことです。賃金増加により消費が増加することを考慮すると、GDPを約0.1%押し上げる試算となります。副業を許可する企業が増加し、希望者が副業をできる環境になれば 、賃金増加額は上記の算出よ […]
みずほ総研「副業・兼業の可能性」から読み解く ミドル・シニアの未来【現状編】 »
話題になったリンダ・グラットン著「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」。2007年生まれの日本人は約50%の確率で107歳まで生きる、という推計が紹介されています。 人生100年時代に向け、ミドル・シニア世代の働き方やキャリア形成はどのように変化していくべきなのでしょうか? みずほ総研のレポートから前半と後半に分けて読み解きます。 まずは副業や兼業の現状について紹介しましょう。 企業の副業に対する意識 みずほ総研の資料によれば、企業の多くは依然として副業に対して慎重な姿勢を見せているようです。 「副業・兼業の許可する予定はない」と回答した企業の割合は全体の75.8%に上っていて、その […]
認定創業スクールって何?怪しい起業塾やセミナーとは違うの? »
「認定創業スクール」というのを聞いたことがあるでしょうか。「起業セミナー」や「起業スクール」という言葉は、起業や独立を目指している方はインターネット上でよく見かけたり耳にしたりするかと思います。数十万円と高額な情報商材にもかかわらず内容が薄い、オンラインサロンに入ったけれど効果がなかったなど、ユーザーからの評価が低いものも見受けられます。 一般的に「創業スクール」は、創業に必要な知識やノウハウの獲得、あるいはビジネスプラン作成の支援のための講座やセミナー全般を指す言葉です。その中でも、一定の基準を満たし経済産業省中小企業庁の認定を受けたものだけが「認定創業スクール」を名乗ることができます。ウェ […]
たまに聞く有限会社、合同会社ってどんな会社? ~創業のチュートリアル⑦~ »
7回にわたってお送りしてきた創業のチュートリアルも今回で最終回です。中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、最後は株式会社以外の様々な創業の形態について紹介します。 株式会社だけが企業の形じゃない 個人事業主や労働者、主婦や学生といった個人の他、組合事業をサポートする法人などが組合員となった組織を「企業組合」といいます。法人格を取得するには所管行政庁の認可が必要です。メリットとして、税制上の優遇措置や組合員に勤労者の地位が与えられること、営利を追求できる組織であることなどがあります。また、組合員は出資金以上の債務弁済の責任がなく、出資額に関係なく議決権、選挙権が平等に […]
個人と法人って何が違うの? ~創業のチュートリアル⑥~ »
本シリーズも残す所あと2回。前回は公的な補助金や融資制度についての話をしました。引き続き中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、今回は個人事業主と法人の違いについてチェックしていきます。 人数や規模の差だけではない、個人と法人の違い 個人事業主になるには、極端に言えば開業届を出すだけでよく、事業内容も自由で変更に制約はありません。対して法人は会社設立登記手続きに手間と費用がそれなりにかかる上、事業の内容を書類に明記した上で変更の度に手続きが必要です。また経理事務の面でも会計帳簿や決算書類などの作成をしなければならず、事務作業の負担は多くなります。 法人になるメリット […]
補助金や融資の支援が欲しい時は ~創業のチュートリアル⑤~ »
シリーズ「創業のチュートリアル」として、中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、今回もお金に関連した話を見ていきます。国は雇用創出や経済の活性化のために、創業する人へ補助金や融資を含めた様々な支援を行っています。 国からの支援を活用しよう 国から創業者への補助金として、「地域創造的起業補助金」があります。対象者は個人開業又は会社を起業し代表となる者。条件として、【①事業の独創性・需要や事業計画書の妥当性が見込めるもの。】【②産業競争力強化法に基づく認定市区町村における創業であること。また認定市区町村又は認定連携創業支援等事業者から、認定特定創業支援等事業を受ける者であ […]
知らなかった、小切手と手形の使い方 ~創業のチュートリアル④~ »
前回に引き続き、中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」よりこれから創業したい方向けの情報をピックアップしていきます。前回までで「事業計画書」について解説し、金銭関係の話もしたので今回は事業者同士の取引で盛んに利用される小切手や手形に関してお話します。 現金要らず、小切手の使い方 小切手でお金を支払う側を振出人と呼びます。この振出人が自分の取引銀行に支払いを委託する証券が小切手です。銀行を利用した取引なので、銀行口座を開いていなければ使うことはできません。商取引では個人間のものより大きな金額が動くケースが多く、現金で支払うのは物理的に困難だったり危険が伴うことも。そこで小切 […]
やっぱり気になるおカネまわり ~創業のチュートリアル③~ »
中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」より、創業に役立つ知識をご紹介する本シリーズ。前回は創業する上で欠かせない事業計画書の前編として、「事業の構想」と「具体的な事業内容」について解説しました。後編の今回は「創業時の資金計画表」と「損益計画表」について見ていきましょう。 お金の問題を見える化する 前回の「具体的な事業内容」である程度必要なお金に関して書きましたが、今回はその調達方法を整理します。 まずはタテに長い長方形を書き、さらに真ん中でタテに分けてください。左側には必要な資金の名目と金額を、右側には資金調達先のアテと金額を記入していきます。これが「創業時の資金計画表」 […]
私の未来図、事業計画書を書こう ~創業のチュートリアル②~ »
引き続き、創業にあたって大事なことを中小企業庁 創業・新規事業促進課発行冊子「夢をかなえる創業」よりご紹介していきます。前回は創業に必要な心構えに関してお話しました。今回はより具体的な計画を立てようということで、事業計画書の書き方について前後編でご説明していきます。 「事業構想」でビジョンを明確にする。 事業計画書には通常「事業構想」「具体的な事業内容」「創業時の資金計画表」「損益計画表」の4つが含まれます。最初に説明する「事業構想」は事業の大枠を示すものです。詳しく書くよりも全体を捉えることを大切にしてください。 主な項目は「創業の動機」=なぜそれをやりたいのか、「事業の概要」=誰に何をどの […]